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2000年 5月 19日 [ トピックス ]

No.065-3: 絵本を通して心の国際交流——大島町絵本館、沖縄「世界の絵本展」で所蔵本100冊紹介


■大島町絵本館、絵本を通して文化交流——沖縄「世界の絵本展」で所蔵本100冊紹介
 絵本が世界の人々の心をつなぐ——今年7月に行われる沖縄サミット(主要国先進会議)にさきがけて、沖縄県那覇市で5月に開催される「世界の絵本展」に、大島町絵本館が所蔵する海外の絵本を出展することになった。沖縄郵政管理事務所が絵本をとおして世界の国々の人々や文化を理解しあい、心の交流をはかろうとしたもので、サミット参加国の絵本を中心に約100冊が展示される予定。

■絵本で心を豊かに——7月サミットに先駆けて、絵本を出展
 この「世界の絵本展」は5月1日から2週間、那覇市の沖縄通信博物館で開かれる。「世界中の人々が絵本を通して心が豊かになればいい」。依頼を受けた大島町絵本館は、サミット参加8カ国の絵本に加え、EU加盟の9カ国の絵本をそれぞれ3、4冊選び、現地に送る。日本語訳が出版されていない絵本については、ボランティアによる翻訳作業が行われた。
 現在、大島町絵本館のライブラリーにはエスペラント語(世界共通語)を含めて、48カ国約450冊の世界の絵本が所蔵されている。邦題「おおきな木」でよく知られている「The Giving tree」(アメリカ)のように、「どのように生きるか」という普遍的テーマを投げかけているものもあり、子どもだけではなく大人も充分に楽しむことができる。また、絵のタッチや色使い、景色の描かれ方の違いにも、各国文化の特色が表れており非常に興味深いものがある。「絵本を通してその国のことを知る、また日本の事も知ってもらう。言葉はわからなくても、伝わるものがある、絵本に国境はないんです。大人になって、ふと絵本を手にとり、その絵やことばに心を揺さ振られることがあります。心の豊かさが問われる時代、大人も子供も絵本のことばに耳を傾けるのも大切なこと」と大島町絵本館の堀田チエ子さん。
 なお、7月からのサミット期間中には、同館で同様の内容で絵本展が開かれる。これを機に、みんなで絵本を楽しみながら世界の文化交流について考えてみよう。

問い合わせ
●大島町絵本館
〒939-0283 富山県射水郡大島町鳥取50
TEL 0766-52-6780
HOME PAGE:http://www.iijnet.or.jp/ehonkan

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