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2011年 3月 16日 [ トピックス ]

No.498-1:富岩水上ライン、お花見・GW・お盆・おわら運航も


富山駅北の富岩運河環水公園から国指定重要文化財・中島閘門を通り、富山港・岩瀬運河の岩瀬カナル会館までの約7kmをクルーズする「富岩水上ライン」。平成23年度は4月3日(日)~11月27日(日)の土・日曜、祝日の通常運航で、環水公園~中島閘門(土・日曜、祝日)と環水公園~中島閘門~岩瀬カナル会館(日曜・祝日のみ)の2ルートとなる。通常運航の全便で中島閘門の通航体験(水のエレベーター)ができる。

▲富岩運河環水公園・天門橋とsora(左)/
中島閘門(右)

●水のエレベーターを体験、中島閘門

 富山駅北の富岩運河環水公園から国指定重要文化財・中島閘門を通り、富山港・岩瀬運河の岩瀬カナル会館までの約7kmをクルーズする「富岩水上ライン」。平成23年度は、4月3日(日)~11月27日(日)の土・日曜、祝日の通常運航で、環水公園~中島閘門(土・日曜、祝日)と環水公園~中島閘門~岩瀬カナル会館(日曜・祝日のみ)の2ルートとなる。

 同ラインは、平成21年7月に就航。日本で初めてのソーラー旅客船「sora」(富山県所有)、環境にやさしい電気ボート「もみじ」(富山市所有)を県と市で共同運航し、昨年の運航では4月4日~11月28日の土・日曜、祝日の79日間で、12,490人が乗船している。

 平成23年度の運航の特徴は、土・日曜、祝日の全便と平日のゴールデンウイーク、お盆、おわら風の盆の各特別運航で中島閘門の通航(水のエレベーター)を体験できることだ。中島閘門は、環水公園から20分の位置にある。パナマ運河方式で、マイターゲート(合掌式ゲート)の上流扉と下流扉、門扉横の通水孔(通水扉)で構成されており、上流と下流の水位差2.5mを調整する。昭和9年に建造され、平成10年には昭和の土木構造物では全国で初めて国重要文化財に指定された。

 中島閘門に到着すると、船を下りて10分間の休憩。この時間を利用し、操作室を見学できる。切妻屋根に破風板の装飾、木枠のガラス窓など、昭和初期の創建当初の佇まいが印象的。室内では、重厚な大理石パネルでできた操作盤などがその歴史を偲ばせる。

 休憩後、再び乗船し、いよいよ通航体験(下り)へ。閘室に入ると、次第に水位が下がり、下流と同じ水位になる。まさに水のエレベーターだ。環水公園~岩瀬ルートはこのまま岩瀬へ。環水公園~中島閘門ルートは、再び水のエレベーター(上り)を体験し、環水公園へ向かう。

●今春、船上からのお花見も乙なもの

 期間限定で、お花見運航<4月4日(月)~15日(日)の平日:環水公園~中島閘門>、ゴールデンウイーク運航<5月2日(月)、6日(金):環水公園~中島閘門>、夕涼み運航<貸切運航>、お盆運航<8月12日(金)、15日(月)、16日(火):環水公園~中島閘門~岩瀬>、おわら風の盆運航<8月31日(水)、9月1日(木)、2日(金):環水公園~中島閘門>が実施されることも話題だ。GW、お盆、おわら風の盆の季節の特別運航は、初めてとなる。富山への旅行や帰省の折に乗船してみてはいかがだろう。

 サクラの季節ももうすぐ。環水公園や運河沿いにはソメイヨシノ、ジュウガツザクラ、コシノフユザクラなどが植栽されている。お花見運航では、うららかな春の陽光、春風を心地よく感じながら、船上からサクラを観賞できる。環水公園から中島閘門で折り返すルートで、所要時間は50分。なお、中島閘門で10分間の休憩はあるが、通航体験はできない。

 通常運航の料金は、環水公園~中島閘門ルートが往復割引で大人1,000円、環水公園~中島閘門~岩瀬ルートは片道大人1,500円(富山ライトレール乗車券付き)。お花見運航は周遊800円。

 富山県観光・地域振興局地域振興課では、「都心のオアシス・富岩運河環水公園から港町・岩瀬まで、富岩運河のクルーズを。岩瀬までの往路を水上ライン、復路を富山ライトレール利用といった旅もプランできます。詳しいルートやダイヤ、料金などについてホームページで紹介しています。ご確認を」と話している。




問い合わせ
●富山県観光・地域振興局地域振興課
TEL.076-444-4116
FAX.076-444-4561
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1400/

●富岩水上ライン予約・受付
新日本海重工業(株)
TEL.076-437-9272
http://fugan-suijo-line.jp

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