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2008年 4月 30日 [ 特産品 ]

No.350-1:富山湾の宝石・シロエビの水揚げに活気づく


 新湊の沖合2~3kmの漁場から漁を終えて戻ってきた小型底引き網船が岸壁に横付けされ、薄紅がかった透明なシロエビが次々に水揚げ--。シロエビ漁のシーズンが始まり、毎朝、射水市の新湊漁港は活気づいている。


●淡白で上品な甘みと豊かな香り

 新湊の沖合2~3kmの漁場から漁を終えて戻ってきた小型底引き網船が岸壁に横付けされ、薄紅がかった透明なシロエビが次々に水揚げ--。シロエビ漁のシーズンが始まり、毎朝、射水市の新湊漁港は活気づいている。

 “富山湾の宝石”とも称される「シロエビ」は、体長5~8cmの小型のエビ。富山湾だけでなく、駿河湾や相模湾など全国の海域に広く分布しているが、漁業が成り立つほど漁獲されるのは富山湾だけだ。小矢部川、庄川の河口部の沖合(新湊沖)には、大河によって深く刻まれた海谷が広がり、水深100~600mの深海に生息するシロエビの格好の住処となっている。小矢部川、庄川が運んできた大地の栄養分によってプランクトンが多く発生し、それを目当てにシロエビが集まり、栄養を蓄えて成長していくとされている。地元の漁師たちは、急深な海谷を“あいがめ”と呼び、格好の漁場としてきた。新湊漁港では、4月から11月までの漁期で約300tと県内有数の漁獲量を誇る。

 シロエビの競りは、毎朝6:30頃から1回目が岸壁で行われる。そして午前中に3~4回もある。なぜかといえば、シロエビは鮮度が落ちやすいため、漁師たちは網にシロエビがまとまって掛かるごとに帰港するから。獲れたてがすぐに競りにかけられ、鮮度の高いうちに出荷されていく。近年、シロエビのむき身は寿司ネタ、昆布〆などの高級食材として人気が高まり、首都圏や関西などへも出荷されている。寿司店に入り、シロエビがあったならば、ぜひ賞味を。もちろん、観光・ビジネスで富山を訪れた際にもお忘れなく。刺し身や寿司、かき揚げ、から揚げなどを味わってほしい。淡白で上品な甘みが口いっぱいに広がる。

●静岡県由比町で富山湾の味覚・シロエビをPR

 シロエビに関係する話題を紹介しよう。新湊漁業協同組合は、5月3日(土・祝)に静岡県由比町・由比漁港を会場に開催される「由比桜えびまつり」に参加し、シロエビのかき揚げ、から揚げなどを振る舞いながら、富山湾の味覚をPRする。サクラエビの特産地・由比町の由比港漁協と新湊漁協は、昨年6月に新湊漁港で催された「新湊しろえび祭り」などをきっかけに連携を深めており、「由比桜えびまつり」当日に“姉妹漁協”の調印を行う。日本海側と太平洋側の漁協が姉妹漁協として締結するのは全国でも珍しい試み。シロエビとサクラエビを使った特産品の共同開発を進めるなど、今後、紅白のエビブランドとして全国へ発信したい考えだ。

 春から夏にかけての新湊の味覚として、シロエビとともに忘れてならないのが、天然岩ガキ。今シーズンの漁が解禁になったばかりで、8月31日(日)まで漁が続く。新湊産は、殻の長さが15~20cm、幅は10cm以上。小矢部川、庄川が運んできた大地の栄養分を取り込んでいるため、身はぷっくりと厚く、“海のミルク”と呼ばれるほどの滋養に富んでいる。

 新湊漁協では、「由比港漁協と姉妹漁協として連携を深め、シロエビのブランド化をさらに進めていきたい。シロエビ漁は5~6月、岩ガキ漁は6~7月に最盛期を迎える。富山湾の旬の味わいをぜひお楽しみください」と話している。




問い合わせ
●新湊漁業協同組合
TEL.0766-82-7707
FAX.0766-84-7707
http://www.tairyonet.or.jp/

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