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2007年 8月 15日 [ 特産品 ]

No.313-2:黄金色の輝き! 呉羽梨の収穫スタート


 棚付けされた枝に、たわわに実った黄金色の梨の実。果肉はサクッと歯切れよく、甘い果汁が口いっぱいに広がる・・・。富山県産の果物を代表する呉羽梨「幸水」の収穫と出荷が、富山市の呉羽周辺でこのほど始まった。東京・有楽町にある富山県アンテナショップ・いきいき富山館では8月26日(日)~29日(水)、呉羽梨<幸水>フェアが開催される。

●夏の乾いた喉を潤してくれる呉羽梨

 棚付けされた枝に、たわわに実った黄金色の梨の実。果肉はサクッと歯切れよく、甘い果汁が口いっぱいに広がる・・・。富山県産の果物を代表する呉羽梨「幸水」の収穫と出荷が、富山市の呉羽周辺でこのほど始まった。9月上旬までは「幸水」、9月上旬から下旬まで「豊水」、9月末から10月中旬まで「新高」と3品種の収穫が続く。呉羽周辺では340戸の農家が梨の栽培を手掛けており、3品種合わせて、シーズン中に約3,000tが収穫・出荷される予定だ。

 3品種を紹介すると、「幸水」は呉羽梨の約7割を占める主力品種。大きさは1個300~350gで、サクサクとした歯ざわりと、酸味の少ない上品な甘み、果汁の多さが特徴だ。「豊水」は1個350~400gと幸水より一回り大きなサイズ。多汁でほどよい酸味と濃厚な味わいが楽しめる。「新高」は1個400~500gと大粒で、上品な芳香と日もちのよさが特徴。3品種それぞれに魅力があり、味の違いを楽しんでみるのもいいだろう。

 呉羽梨の栽培の特徴は、果実を太らせるといった効果がある植物調整剤などを一切使用していない点や、果実に袋を被せない無袋栽培によって、自然の美味しさ、品質の良さを追求している点。たい肥を使った土づくりなど、環境に配慮した栽培にも取り組んでおり、生産者全員がエコファーマーという点も好感が持てる。

 梨畑が広がる呉羽地区では、シーズン中、なのはな農協呉羽梨選果場をはじめ、梨を販売する店が開店し、収穫されたばかりのものがずらりと並び、全国発送もできる。畑の中の農家の軒先でも袋詰め、箱詰めされた梨が販売されており、生産農家の人たちとの梨談義も楽しい。

 梨産地と消費者との交流イベントとして、「くれは梨とふれあう会」が9月15日(土)、なのはな農協呉羽梨選果場などを会場に開催されることも話題だ。9月に収穫のピークを迎える「豊水」のPRなどを目的に、産地紹介や試食、選果場見学、豊水の収穫体験、呉羽梨に関するクイズ、皮むき大会などが予定されている。富山の秋の味覚散策として参加してみるのもいいだろう。

●「幸水」を使った新作スィーツ、いきいき富山館に登場

 東京・有楽町にある富山県アンテナショップ・いきいき富山館からも呉羽梨に関する情報が届いたので紹介しよう。8月26日(日)~29日(水)、「呉羽梨[幸水]フェア」が開催される。収穫の最盛期を迎えた「幸水」がいきいき富山館へ直送され、試食・販売が実施されるもので、夏の暑さを忘れさせてくれる「幸水」の爽やかな美味しさに出会える。

 また、いきいき富山館では、9月の毎週金・土曜<7日(金)販売開始>に「幸水」を使った新作スィーツ「ビアンコマンジャーレ」が数量限定で販売されるのも楽しみだ。このスィーツは、イタリア薬膳のレストラン、リストランテ「いな田」(川崎市鷺沼)のシェフがプロデュースしたオリジナル。果汁たっぷりの幸水を、そのまま白ワインゼリーの中に。幸水ならではのサクサク感とワインの香りが絶妙にマッチしており、枸杞の実と菊の花も彩り豊かだ。

 いきいき富山館では、「10月に富山市大沢野のいちじく、11月に立山町のラ・フランス、12月に魚津市の加積りんごなどを使った完熟果物のスイーツも順次販売してきます。富山の果物とスィーツの魅力をぜひご賞味ください」と話している。



問い合わせ
「呉羽梨」について
●なのはな農協呉羽梨選果場
TEL.076-434-1100
FAX.076-434-2544

「呉羽梨<幸水>フェア、スィーツ」について
●いきいき富山館
TEL. 03-3231-5032
FAX.03-3287-1722
http://www.toyamakan.com/

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