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2006年 5月 24日 [ 特産品 ]

No.249-1:富山の名産が通販カタログとテレビショッピングに


 富山県が開発した富山米の早生品種「てんたかく」や、自然豊かな氷見の中山間地で飼育されている「氷見牛」の霜降り肉を使った昆布〆など、富山の名産や味覚が、通信販売大手のニッセンから9月(予定)に新しく発行される通販カタログ『全国割烹の名産』に登場する。
▲氷見牛

●氷見牛の昆布〆、てんたかくの新米を使ったいぶり鮨を紹介

 富山県が開発した富山米の早生品種「てんたかく」や、自然豊かな氷見の中山間地で飼育されている「氷見牛」の霜降り肉を使った昆布〆など、富山の名産や味覚が、通信販売大手のニッセンから9月(予定)に新しく発行される通販カタログ『全国割烹の名産』に登場する。

 富山の名産のコーナーをプロデュースするのは、冷燻という方法でサクラマスやブリ、サバの「いぶり鮨」を製造・販売している「香家(こうや)」(富山市千歳町)。代表の瀬戸祐子さんやカタログ制作の関係者は、掲載する素材を選定するため、氷見牛の生産農家や南砺市でてんたかくを栽培する農家をはじめ、氷見・稲積梅の梅林、入善町の海洋深層水を使った養殖アワビ、魚津市の加積リンゴ、滑川市のホタルイカ、砺波市のチューリップなどを実際に見学し、富山の食材、名産に触れ、知識を深めてきた。これからも県内の名産を調査し、市場性を探る。

 カタログ掲載候補として、秋にてんたかくの新米を使ったいぶり鮨、冬には肉厚でほどよい柔らかさと歯ごたえのある深層水アワビやおせち料理、来春には珍しい花色や形にこだわった砺波産のチューリップなどが挙がっており、季節感を大事にしながら、富山の名産や作り手などを月ごとに紹介していく予定だ。

●食を通して富山を全国にアピール

 「富山は全国に誇れる海の幸、大地の実りに恵まれている。各地に眠っていた素材を掘り起こし、ネットワークを有効に使い、食を通して富山をPRしていきたい」と話す瀬戸さんは、富山の名産PRの第1弾として、6月5日(月)午後2時〜3時と8月に関西テレビで放映されるテレビショッピングの番組にも出演し、氷見牛の昆布〆や、富山湾の海洋深層水と立山黒部の天然水をブレンドさせたアルカリイオン深層水「深海遊夢」、てんたかくを使ったいぶり鮨などの魅力を紹介する。

 氷見牛は現在、氷見市内の12戸の生産農家で1,300頭ほどが飼育されており、コシヒカリなどを配合した飼料などによって、霜降りで甘くとろける柔らかな肉質を持つ黒毛和牛に育てられる。肉は昆布〆などに加工しても色落ちせず、みずみずしさを保ち、味わいも深いのが特徴。てんたかくでは、無洗米を深層水で上手に炊く方法や、鮨、チャーハンなどのおいしいレシピを紹介する。番組のバックには、南砺市の田んぼで地元の福野野球スポーツ少年団の児童約20名が5月に健康と食を考えるイベントで行ったてんたかくの田植えの様子が流され、スタジオの雰囲気を盛り上げる予定だ。

 瀬戸さんは、てんたかくと古代米で炊き上げたご飯に実山椒で煮たホタルイカとゴボウをのせ、八尾産の桑の葉で包んだホタルイカの桑むすびや新湊産のシロエビのかき揚げ、いぶり鮨などを詰めた空弁「富山弁」、ブリのアラからとった身を使った「鰤そぼろめし」、黒部名水ポークを使ったしょうが焼き「ゆ香のはじかみ丼」などを次々に商品化し、その企画力が評価されている。富山の名産や味覚が全国に紹介され、知名度アップと販促につながることを期待したい。

▲いぶり鮨


問い合わせ
●香家
TEL.076-443-9666
FAX.076-443-9667
http://www.kouya.jp/

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