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2002年 1月 20日 [ トピックス ]

No.086-6:2002年の午年に縁起のいい山、北アルプス・駒ケ岳


●標高“2002.5”メートルの駒ケ岳、午年に登山道

 今年は西暦2002年、そして午年。宇奈月町と魚津市の境にそびえる駒ケ岳が、2002.5メートルという標高と、名称に「うま」の漢字がついていることから、“縁起のいい山”として登山愛好家らに注目されている。また、昨年秋に僧ケ岳から尾根伝いに伸びる登山道が完成したことから、夏期登頂も可能となる予定で、今年は何かと話題になりそうだ。
 駒ケ岳は、僧侶の雪型で知られる僧ケ岳の山頂から間近に見える山だが、頂上へのルートには高さ2メートルにも達するやぶが繁茂。夏山シーズンの登頂は容易でなく、残雪期にアイゼンやピッケルなどを装備して登るしかなかった。「駒ヶ岳に登山道を」という声が登山愛好家などからあがっていた。
 そこで、2002年と干支をにらみ、駒ケ岳の登山道整備に取り組んだのが、県内の登山家らで組織する「ブナクラ峠修復グループ」。宇奈月町の支援をうけて、昨年6月下旬から9月下旬まで、雑木林の刈り取りや木の階段の取り付けなどを行い、僧ケ岳から尾根伝いに全長約2.7キロのルートを完成させた。


●駒ケ岳をもつ全国の市町村が交流する  

 駒ケ岳の初めての夏山開きは、残雪や登山道の状況にもよるが、7月下旬の予定。開設されたばかりの登山道であるから、行動にはくれぐれも注意したい。
 なお全国には、“駒ケ岳”という同じ名前の山が16山もそびえる。1989年には駒ヶ岳をもつ約20の市町村が交流や自然保護などを目的に「駒ケ岳友好連峰会議」を設立。2年に1度、全国駒ケ岳サミットを開催(1996年、宇奈月町開催)しているほか、駒ケ岳写真コンクールの開催や、駒ケ岳ファンクラブの設立、駒ケ岳ブランド商品の開発などを行っている。

問い合わせ
●宇奈月町企画観光課
TEL(0765)65-0211

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