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2002年 3月 5日 [ トピックス ]

No.089-2:魚津のたてもん、海を渡り、ハワイで公演


●総重量5トンのたてもんが勇壮・華麗に登場

 毎年8月7、8日の「たてもん祭り」(魚津市・諏訪神社祭礼)で曵きまわされる「たてもん」が、米国ハワイ州・ホノルル市で開催される「ホノルルフェスティバル」(3月8日から10日)に出演する。
 「たてもん」とは高さ約16メートルの大柱に、90余りの提灯を三角型に吊るした舟型の万燈のことで、魚津市の夏の祭りでは7基のたてもんそれぞれが法被姿の若衆80人ほどによって勇壮に曵きまわされる。今回のホノルルフェスティバルには諏訪町1区のたてもん1基が参加し、文化交流を図る予定だ。
 ホノルルフェスティバルは、日本各地の祭りや芸能、武道などを通じてハワイと日本との交流を深めることを目的に1995年からスタートし、今日ではハワイと日本との最大の文化交流イベントとなっている。魚津市の「魚津たてもん保存会」は出演要請を受けて昨年のフェスティバルに初めて参加。夜空に提灯の明かりが揺れる勇壮・華麗な曵きまわしで、秋田県の竿燈、群馬県の大蛇まつりなどとともにホノルル市民や観光客を魅了し、高い評価を受けた。


●ホノルルの高校生も曵き手として参加  

 たてもんの帆柱や土台のそり、提灯など約400点を積んだ特殊コンテナはホノルル港に到着済で、3月8日の魚津たてもん保存会・メンバー(総勢40名ほど)の到着を待つばかりとなっている。9日にはハワイ・コンベンションセンターで組み立てられた後、一般公開され、10日夕方からカラカウア大通りで繰り広げられる日米合同パレード(約2時間)で曵きまわしを披露する。曵き手には、ホノルルの高校生も揃いの法被を着て参加する予定で、魚津たてもん保存会との国際交流も楽しみとなっている。
 魚津市商工観光課では「ハワイには日系の方々や日本からの観光客も多い。たてもんの公演で、富山県と魚津市をどんどんPRしたい。そして実際に蜃気楼やたてもん祭りを見学に富山に来てほしい」とたてもんの公演に期待を寄せている。




問い合わせ
●魚津市商工観光課
TEL0765-23-1025

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