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2003年 8月 13日 [ イベント ]

No.123-1:秘境や野生に生きる動植物の姿を堪能-----ジャパン・ワイルドライフ・フェスティバル '03

●地球環境の大切さ、保護を訴える映像祭

 「ジャパン・ワイルドライフ・フェスティバルユ03(JWF)−第6回世界自然・野生生物映像祭in富山−」が、8月21日(木)〜24日(日)、富山市の富山市民プラザをメイン会場に、高岡市美術館や黒部市吉田科学館など県内7箇所をサテライト会場に開催される。
 1993年から2年ごとに開催され、今年で第6回を迎えるJWF(主催:NPO法人・地球映像ネットワーク)は、ワイルドスクリーン映像祭(イギリス)、ジャクソンホール・ワイルドライフ映像祭(アメリカ)と並ぶアジア・オセアニア最大の自然・野生生物の国際映像祭として、世界の映像作家らに知られており、2001年の第5回には4日間で国内外から約4万人以上もの入場者を数えた。
 世界の自然・野生生物の優れた映像を通して、地球の素晴らしさを全世界の人々に伝え、環境保護への関心を高めることが、JWFの目的。今回の映像コンペティションには、世界35国・地域から360作品を超える応募があり、会期中に「町を往くペンギン(南アフリカ・オランダ)」、「雲南省のサル(中国)」、「天空のハンター“隼”(日本)」、「無敵のオオカミ(イギリス)」、「カラハリ砂漠のラーテル(アメリカ)」、「ヘビのすむ海(オーストラリア)」など、ノミネート32作品と招待15作品が、会場内のシアターで終日上映される。作品はすべて日本語版に吹き替えられており、スクリーンで鑑賞できる。入場は無料となっている。
 なお、JWF開催に合わせ、海外からの映像作家を迎えるためのゲストハウスが砺波市の散居村に伝わる古民家を改装して誕生。近くの西慶寺(砺波市頼成)では、8月21日(木)、ジャズサックス・クラリネット奏者、坂田明氏ほかによるJWFオープニングコンサートが開催される。

→写真をダウンロード(350dpi)


●過去の応募作品を「ベストオブJWF」として回顧上映

 JWFでは、作品上映をはじめ、セミナー・シンポジウム、講演会、国内外の映像作家が撮影の裏話や現場のエピソードを語る「スクリーンの向こう側」などが開催される。最終日には、映像コンペティションの最優秀賞や野生生物賞、富山雷鳥賞など、約19の賞が発表される。
 特に注目したいのが、10周年記念企画。羽仁進氏らによる「散居村の未来を考える」と題したシンポジウム。「羽仁進の世界」では、JWFの第1回から審査委員長として映像祭を支えてきた羽仁進氏が30年を超えるアフリカロケの集大成ともいえるシリーズ作品「生きる」を上映する。「千石正一の映像トーク」では、TV番組「どうぶつ奇想天外!」でおなじみの千石正一氏が動物たちを楽しく紹介。「ジャック・マイヨ−ル再び」では、JWF顧問であったフランスのフリーダイバー故ジャック・マイヨ−ルの足跡を映像とともにたどる。「ベストオブJWF」では、これまでのJWFに寄せられた1,500本を超える応募作品の中からよりすぐりの優秀作品を回顧上映など企画されている。
 世界の自然や、陸・海に生きる野生生物の営みを追ったワイルドライフのドキュメンタリーの数々。JWFで多くの生命の輝きに出会ってみたい。

問い合わせ
●NPO法人・地球映像ネットワーク富山事務局
TEL.076-495-7161
http://www.naturechannel.jp/

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