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2003年 10月 22日 [ イベント ]

No.128-1:全国の職人が富山で共演! 熟練の技を見学しよう

●伝統の技と心を一堂に

 「2003伝統工芸ふれあい広場・富山」が11月6日(木)〜9日(日)、高岡市・高岡テクノドームをメイン会場に開催される。同広場は、全国の伝統的工芸品産業の一層の振興と地域の活性化を目的に、毎年11月に一県で開催されるもの。会場では富山県の伝統技術の粋を集めた高岡御車山(国指定重要有形民俗文化財)が展示される予定で、イベント開催に華を添える。
 催事内容を紹介すると、エントランスホールでは、県内で伝統的工芸品に指定されている高岡銅器、井波彫刻、高岡漆器、庄川挽物木地、越中和紙の作品を展示。高岡銅器と高岡漆器の技法を使ったブランド「HiHill」の素材プレートの展示もあり、注目を浴びそうだ。
 大展示場では、経済産業大臣から指定された全国の伝統的工芸品203品目を、織、染、陶磁器、漆器、金工、仏壇、和紙、文具、木材、諸工芸の業種別に分け、各製品やパネルを展示。203品目の中で、富山県の高岡銅器・高岡漆器、石川県の輪島塗・金沢箔、福井県の越前焼、岐阜県の飛騨春慶、東京都の江戸木目込人形、京都府の西陣織、佐賀県の伊万里・有田焼など、31〜32工芸品の職人たちが熟練の技を披露する製作実演も企画されている。
 見学するだけでなく、来場者が製作体験できるチャレンジコーナーも楽しみだ。江戸切子の製作、博多人形の彩色、堺打刃物の研ぎなど、11工芸品が予定されている。また、くらしの提案広場では、伝統的工芸品のくらしへの取り入れ方が提案され、着物の着付けなどが体験できる。工芸品クリニックコーナーでは、陶芸品や漆器、着物の手入れ・保管方法のアドバイスや、修理にも応じてくれるので現品を持参したい。


●サテライト会場をめぐり、富山の観光を楽しむ

 メイン会場の高岡テクノドームでは、うまいもの市も開市され、ますの寿しやぶり寿し、かまぼこ、いかの黒作り、ホタルイカの加工品、菜たね油、銘菓など、富山県の特産品のほか、次期開催県・福島県のあわまんじゅう、茶まんじゅう、会津身不知柿なども販売される。高岡銅器の大鍋を使ったカニ鍋も安価で振る舞われるのも楽しみだ。
 メイン会場のほか、八尾、平、庄川、井波の各サテライト会場では八尾和紙まつり、五箇山和紙まつり、庄川木工まつり、井波彫刻まつりが行われる。製作実演のほか、手すき和紙の体験、木工ミニろくろ体験教室、彫刻体験教室もあり、富山を代表する伝統の技と心に触れられる全国の伝統的工芸品に触れられる同広場。晩秋の一日を富山で過ごしてみたい。

問い合わせ
●富山県伝統的工芸品月間推進協議会事務局(富山県観光課内)
TEL.076-444-8784

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