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2004年 7月 21日 [ イベント ]

No.153-1:アジア太平洋こども演劇祭、8月1日開幕


●17カ国20団体と県内の子どもたちが集う

 8月1日(日)から6日(金)まで、「アジア太平洋こども演劇祭」が「わたしたちが未来をきずく」をテーマに、富山市民芸術創造センターや富山県高岡文化ホールなど、富山市・高岡市の4会場で開催される。
 この演劇祭は、子どもたちが演劇を通して国際的な文化交流と友情をはぐくむことを目的に開催されるもので、アジア・太平洋諸国を中心とする17カ国の 20団体と県内の子どもたちが集う。4年前に開催された「2000年とやま世界こども演劇祭」にはヨーロッパやアジア、アフリカ、北米など世界のさまざまな地域から参加があったが、アジア、太平洋諸国のこども劇団が一堂に会する機会は今回がはじめてとなる。
 演劇公演のほか、期間中には、日本の子どもたちが舞台芸術を学び、海外の子どもたちが日本文化などを学ぶワークショップ、交流会、エクスカーション、こども記者による壁新聞の制作、ダンボールアートの展示なども予定されている。また閉会式では、「こども演劇祭宣言」が採択されることになっている。


●富山からは、可西舞踊研究所が「青い鳥」を披露

 「ようこそ富山へ」と題したオープニングでは、県内の200人を超える子どもたちが舞台の上から歌いかける。太鼓や民謡、日舞、歌舞伎など日本の芸能、またブラスバンド、モダンダンスなどを繰り広げながら、演劇祭の幕開けを祝う。
 参加団体と演目をいくつか紹介しよう。県と友好提携を結ぶ中国・遼寧省から参加する遼寧省児童芸術代表団は、「かえるの王子」を上演する。これは環境問題を扱ったミュージカル。美しい川に突然湧いた黒い水に、生き物たちはばらばらに逃げ出す。美しい住みかを守ろうと立ち上がったのは、それまで仲間からバカにされてきたかえる。自分の体を投げ出して黒い水の出口をふさぐ、というストーリーだ。
 インドから参加するライアン国際スクールドラマクラブの「ネコのブンブンダンス」は、インドの音楽と踊りがいっぱいの劇。ラストの結婚式の踊りも注目だ。タイ・バンコク大学舞台芸術学部の「虹に乗ろう」は、タイの伝統的な音楽やダンスに人形劇の要素を取り入れたミュージカル。イタリア・ブリカブラクの「終わりのない話またはクルミ割り人形」は、美しい色と奇抜な形の舞台装置に、ジャズやロックを取り入れた音楽もユニーク。
 アメリカ・オレゴン州から参加するクレヨン・キッズ・ミュージカル・シアター・カンパニーの「星に手をのばして」では、ディズニー映画、1940年代の懐かしのメロディーなど、歌とダンスが次々に演じられる。
 富山からは、県内を代表する舞踊団、可西舞踊研究所が「青い鳥」を披露。メーテルリンクの名作「青い鳥」が歌とせりふを交えながら舞踊で表現される。二人の主人公にとって“青い鳥”とはなに?果たして見つかるのか?上演が楽しみだ。各団体の発表は60分以内。時間内にどんな舞踊や演技が披露されるか期待したい。
 なお、現在、観覧チケットが販売中(1,000円)だが、それぞれ残りわずかとなっており、完売した公演もある。詳しくは問い合わせてほしい。




問い合わせ
●アジア太平洋こども演劇祭実行委員会
TEL.076-441-8635
FAX.076-442-4635
E-mail : tiatf@po3.nsknet.or.jp
http://www3.nsknet.or.jp/tiatf

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