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2004年 7月 28日 [ イベント ]

No.154-1:モノづくりの楽しさを通して感性を磨く−「第4回世界子どもモノづくりロボット大会」開催


●工学の基礎とモノづくりの楽しさを体験

 富山県では、次代を担う子どもたちにモノづくりを通して創造力と感性を育んでもらうため、2001年度から、国、県、市町村、民間が連携・協力して「とやま科学技術週間」を設定し、関連行事を開催してきた。その一つが「世界子どもモノづくりロボット大会」で、今年8月27日(金)〜29日(日)、小杉町の太閤山ランド・ふるさとパレスと小杉町文化ホール・ラポールを会場に、世界各国の子ともたちを対象に第4回目の大会が開催される。
 メインとなる「少年少女ロボットセミナー」(会場:太閤山ランド・ふるさとパレス)は、参加者が技術指導を受けながら、レベルに応じた4種のロボットキットを2日間で組み立てるもの。3日目の最終日には、製作したロボットによる競技会が開催される。
 各編で製作するロボットを紹介しよう。今大会から企画された入門編の「4本足ロボット」は、約100点のパーツからなる虫型ロボットで、小学1〜4年生の子どもと保護者が対象 (参加費3,000円)。初級編の「6本足ロボット」は、約250点のパーツからなるボクサー型リモコンロボットで、小学5、6年生が対象(参加費 5,000円)。中級編の「8本足ロボット」は、約300点のパーツからなるスパイダー型リモコンロボットで、中学生や6本足ロボットの製作経験者が対象 (参加費7,000円)。そして、上級編の「ライントレースロボット」は、ラインをなぞりながら自動走行するロボットで、高校生以上が対象となる(参加費 10,000円、Windows95以上のパソコン要持参)。組み立てキットは芝浦工業大学が開発したオリジナルで、しかも当日はボランティアスタッフから製作上のアドバイスが受けられるので安心。また、ロボットに自分なりの色や装飾を施すデザインコンテストもあるので、楽しんで製作できる。
 製作したロボットの出来栄えを試すのが、最終日のロボット競技会。6本足ロボットが「ロボットすもう」、8本足ロボットが「ピンポン玉入れ競走」を繰り広げる。ロボットすもうは、2本のアームを使っていかに相手を寄り切るかが見どころ。ピンポン玉入れ競走は、自分の陣地にあるピンポン玉を相手の陣地にいかに多く移動させるかを競うもの。アーム先端のホールド部分でピンポン玉をうまくすくいあげたり、つかんだりできるか、各ロボットの動きに注目しよう。
 大会事務局では、この「少年少女ロボットセミナー」に参加する子どもたちに、「この場がモノづくりや学ぶことのきっかけとなり、そして上のステップに向かっていってほしい。この場から将来、ノーベル賞受賞の田中耕一さんのような優れた研究者や科学者、技術者が生まれれば」とエールを送る。
 参加者の募集は、7月30日(金)まで。ロボットづくりに興味のある方はぜひ事務局へ連絡(各編に定員あり)のうえ、技術を存分に発揮してほしい。


●映画監督・本木克英氏の講演会も開催

 大人も未来を共有しようという「世界子どもモノづくりロボット大会」の趣旨により、8月29日(日)13:30〜15:00には、映画監督・本木克英氏の講演会が行われる (会場:小杉町文化ホール・ラポール) 。1963年に富山市で生まれた本木監督は、松竹の看板映画「釣りバカ日誌」で99年のシリーズ11からメガホンをとり、2003年夏公開の「釣りバカ日誌13ハマちゃん危機一発!」では、故郷を舞台にストーリーを展開。富山の美しい風景を織りまぜながら、ハマちゃん、スーさんのドタバタぶりを描き、大ヒットを記録した。今回の講演会のテーマは「映画づくりの楽しみ」。どんな話が展開されるか、興味深い。定員は先着818名で、入場無料。夏休みの思い出にぜひ参加してほしい。




問い合わせ
●特定非営利活動法人
子どもモノづくり教育支援事業団
・世界子どもモノづくりロボット大会事務局
TEL.076-492-3011
FAX.076-424-3450
E-mail : info@create-robot.com
http://create-robot.com/

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