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2004年 8月 4日 [ イベント ]

No.155-2:彩色豊かなアジアの絵本が迎えてくれる−大島町絵本館〜季刊誌「絵本通信」を5名様にプレゼント!


●第7回アジア児童文学大会開催、ワークショップで絵本作りを

 8月4日(水)〜9日(月)に開催される第7回アジア児童文学大会の後半、7〜8日の会場が大島町絵本館となっている。この大会は、「アジアの子どもの本 その未来をさぐる〜共生の時代に生きる子どもたちに〜」をテーマに掲げ、アジアにおける新たな児童文学のあり方の追求や、各国・地域の児童文学者の交流と連帯を深めることを目的とするもので、中国、韓国、台湾など、アジア諸国から約150人の児童文学者や研究者が来日する。第7回目となる今年の大会では、これまであまり取りあげられなかった「絵本」をキーワードに、アジアにおけるファンタジーの可能性と課題、絵本の創造と民族文化、共生社会・環境保護と児童文学などをサブテーマにして講演会やシンポジウム、ワークショップなどが企画されている。
 プログラムを紹介しよう。大会前半の名古屋市アートピアホールでの前夜祭や開会式、親と子のミュージカル、論文発表などを終えたあと、大島町絵本館では、太田大八氏(絵本作家)と唐亜明氏(編集者・作家)を講師に、和歌山静子氏(絵本作家)を聞き手に迎えての講演会や、黒井健氏(絵本作家)、季億培氏 (韓国・絵本作家)らをパネラーに迎えてのシンポジウムなどが開かれる。このほか、手づくり絵本ワークショップ、竹細工体験ワークショップ、絵本の朗読、お茶会なども予定されている。講演会とシンポジウムは一般の聴講は締め切られたが、各ワークショップと絵本の朗読、お茶会には参加・見学できるのでぜひ入館したい。


●中国の昔話『ナージャとりゅうおう』の原画を展示

 大島町絵本館では、アジア児童文学大会に合わせて、「アジアの絵本原画展」が9月29日(水)まで開かれている。1階のギャラリーには中国の昔話『ナージャとりゅうおう』の原画18点、韓国の昔話『おどりトラ』の原画12点がストーリーを添えて展示中で、来館した子どもたちは鮮やかな彩色に見入っている。『ナージャとりゅうおう』は中国・明の時代に書かれた小説『封神演義』の一節を絵本にしたもので、主人公のナージャが悪の権力者である竜王と闘い、強権的な支配に抵抗するストーリー。ナージャは「西遊記」の孫悟空とならんで、子どもたちのヒーローとして中国で語り継がれ愛されている。『おどりトラ』は、踊り好きなトラが人間に大人気となって成功したり、トラの世界のなかでいじめられて失敗したりする昔話で、トラのユーモラスな踊りを描いた絵がおもしろい。異国情緒たっぷりの絵本の世界に親子で浸ってみてはいかがだろうか。
 平成6年に開館した大島町絵本館は、国内外の絵本約1万冊を集めたライブラリーや絵本作りが楽しめる部屋などを備えた国内でもユニークな施設。今年夏に開館10周年を迎え、8月23日(月)に10周年記念トーク<出演:澤田隆治氏(絵本研究家)、堺すすむ氏(コメディアン)>、29日(日)にフルート、ハープなどの記念コンサートが開かれる。「アジアの絵本原画展」とともに楽しんでみたい。
 なお、開催を記念して、季刊誌「絵本通信」を5名様にプレゼントします。電子メールに、郵便番号・住所・氏名・電話番号、記事を読んでのご感想をご記入のうえ、表題を「絵本通信」と明記してkoho1@pref.toyama.lg.jpへお送りください。締切りは8月9日(日)。(発表は発送をもって代えさせていただきます。)




問い合わせ
●大島町絵本館
TEL.0766-52-6780
FAX.0766-52-6777
E-mail : ehonkan@po.iijnet.or.jp
http://www.iijnet.or.jp/ehonkan/

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