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2006年 4月 26日 [ 特産品 ]

No.245-2:食のとやまブランド推進に向けて


 「食のとやまブランド」の推進に向けて、富山県では新たな「とやま名物」商品開発事業を展開しており、全国にアピールできる食品のアイデアを5月31日(水)まで募集している。このアイデアコンテストは、“第二のます寿しを目指せ”をキャッチフレーズに、昨年度からスタートした取り組み。応募されたアイデアについては、審査会によって優秀作品が選定されるほか、アイデアを活かして商品化に取り組む企業・団体を改めて公募・選定し、商品化に向けての開発費の補助も行われる。
▲昆布とうふ

●新たな「とやま名物」アイデアコンテスト、作品募集

 「食のとやまブランド」の推進に向けて、富山県では新たな「とやま名物」商品開発事業を展開しており、全国にアピールできる食品のアイデアを5月31日(水)まで募集している。このアイデアコンテストは、“第二のます寿しを目指せ”をキャッチフレーズに、昨年度から(社)富山県食品産業協会でスタートした取り組み。応募されたアイデアについては、審査会によって優秀作品が選定されるほか、アイデアを活かして商品化に取り組む企業・団体を改めて公募・選定。新たな「とやま名物」の商品化に向けての開発費の補助も行われる。

 今年度は、企業や大学・高校のアイデアを活かすため、「産学官連携による商品開発」の部が設けられている点が大きな特徴。大学生や高校生のユニークな発想、新しい感覚からヒット商品誕生が期待されている。

 昨年度のアイデアコンテストには、8歳から89歳まで県内外の老若男女から267点のアイデアが寄せられ、県知事賞を受賞した「昆布豆腐」や、「海のフォアグラ」(食品産業協会長賞)、「にぎす蒲鉾」(審査員特別賞)の3点が菓子店や水産加工会社によって商品開発されている。現在、昆布豆腐は商品化を終え、アイデア考案者でもある菓子店・瀧味堂(富山市)で「昆布とうふ」の商品名で販売がスタート。4月29日(祝・土)に富山駅北のブールバールで開催される「とやま昆布まつり」(主催:富山経済同友会)の昆布ロード物産店でも販売が予定されている。ちなみに「昆布とうふ」は、寒天、昆布ペースト、豆乳などを使った豆腐風の和菓子で、柔らかな食感と羅臼昆布の風味が楽しめる。「海のフォアグラ」は、氷見産のカワハギの肝とすり身、アンコウの肝を混ぜたフォアグラ風食品。「にぎす蒲鉾」は獲れたての新鮮なニギスを丹念に練り上げた柔らかいかまぼこで、化学調味料などを一切使用していない。

●富山県産米「てんたかく」や県特産品を副賞に

 応募資格は、個人・団体を問わず、どなたでも応募できる(1人何点でも応募可)。郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、年齢、性別、電話番号、作品名、特徴・工夫した点、使用する材料、作り方を明記のうえ、食品のイラスト(写真を含む)またはイメージ図を必ず添えて、郵送、FAX、Eメールのいずれかで、(社)富山県食品産業協会 新たな「とやま名物」アイデアコンテスト係へ送付。アイデアは、産学官の有識者などで構成された審査会で審査され、富山県知事賞(1点)、富山県食品産業協会長賞(3点)、優秀賞(数点)が選出される。副賞として、富山県産米「てんたかく」や県の特産品が贈られるので、どしどし応募したい。受賞作品は、今秋開催予定の「食祭とやま2006」で発表・表彰される。

 富山県では、「食のとやまブランド」の推進に向けて、海・野・山の豊かな自然から生み出される新鮮で多彩な食材や、郷土料理など富山ならではの食文化、歴史文化の魅力を深く体験できる「とやま食の街道(仮称)」の設定や、豊かな食材を使った「越中料理」の開発が計画されている。富山の食を全国に発信する魅力のあるプランとして注目したい。


▲海のフォアグラ




問い合わせ
<「新たな『とやま名物』アイデアコンテスト」について>
●(社)富山県食品産業協会 
〒939ー8153 富山市吉岡360 
TEL.076-429-7380 
FAX.076-429-7390
http://www.chuokai-toyama.or.jp/t-foodia/
E-mail  t-food-ia@mua.biglobe.ne.jp

<「食のとやまブランド、とやま食の街道」について>
●富山県農林水産部課農産食品課 
TEL.076-444-3282 
FAX.076-444-4410
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1613/

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