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2016年 4月 13日 [ イベント ]

No.752:GWは花の精に会いに来て!「2016となみチューリップフェア」

 砺波平野に春の訪れを告げる「2016となみチューリップフェア」が平成28年4月22日(金)~5月5日(木・祝)、砺波チューリップ公園(砺波市)をメイン会場に開催される。700品種、300万本のチューリップが咲き誇る花の一大イベント。20万本のチューリップで描く地上絵、水面に色とりどりの花が映える水上花壇など見どころいっぱい!チューリップの写真を表紙にした観光情報誌『ねまるちゃ 春号』の話題もあわせて紹介。富山の魅力が詰まった『ねまるちゃ』を片手に、春の富山を満喫してみては?

●700品種、300万本のチューリップが心を染める


▲チューリップタワー

 毎年30万人が訪れる国内最大級の花の祭典「となみチューリップフェア」。65回目となる今年は、「花の数だけ 夢がある となみ 春色 夢気分」をテーマに開催される。花壇を巡るごとにチューリップの多彩な表情が堪能できるだろう。会場は東京ドーム3つ分の広さ。「夢とにぎわいゾーン」、「水と緑のゾーン」、「彩りとアートゾーン」の3つのゾーンで構成されており、カラフルなチューリップが出迎えてくれる。

 「夢とにぎわいゾーン」の見どころは、20万本のチューリップを植栽した大花壇の地上絵。昨年は、開業したばかりの北陸新幹線を描いて好評を博した。今年のテーマは「見つめあう2人」。ハートをモチーフにしたデザインに期待も高鳴る。公園のシンボル・チューリップタワーからゆっくり観賞したい。このほか、富山を代表する観光地・立山黒部アルペンルートの「雪の大谷」を2万5,000本のチューリップでイメージした「新フラワーヒル~花の大谷~」や、心地よい香りがする品種を揃えた「チューリップアロマガーデン」なども楽しみだ。

 「水と緑のゾーン」では、砺波で発案された独自の技術を使った「水上花壇」に注目してほしい。球根を特殊な発砲スチロール製容器に固定し開花させたもので、ひょうたん池の水面に映るチューリップの花々の美しい姿をぜひ写真に撮ってみてはいかが。水車苑では、日本最大の五連揚水水車とチューリップがコラボ。水音に心も癒やされるだろう。木々の緑に囲まれた「林床花壇」は夢ごこちのヒーリングスポット。木漏れ日のなかでチューリップとムスカリの愛らしい姿を観賞できる。


▲水上花壇(左)
▲オランダ風花壇(右)

 「彩りとアートゾーン」では、オランダ・キューケンホフ公園の植込み技術を用いた「オランダ風花壇」をチェック。風車が回り、まさにオランダの雰囲気。チューリップと青色のワスレナグサ、ピンクムスカリ、ヒヤシンス、スイセンなど他の草花との組み合わせが楽しめる。

 味覚もフェアの思い出をより深くしてくれる。フェア会場では、砺波特産の大門素麺や、野菜を味噌で味付けした伝承料理・よごしなどを詰め合わせた「となみ野弁当」や、「チューリップオムライス」なども販売されるので味わってほしい。

 (公財)砺波市花と緑と文化の財団では、「暖かい日が続いているため、遮光ネットを被せて、開花を抑制するなど、4月22日(金)の開幕に向けて準備が進んでいます。期間中、JR城端線をご利用の方には、砺波駅でフェア入場料300円割引券をプレゼントします。また、雨の日に来場された方にはプレゼントがあります。首都圏から砺波まで、北陸新幹線とJR城端線で約2時間半と近くなりました。初めての方もリピーターの方もぜひフェアへお越しください」と話している。

●チューリップ四季彩館、リニューアルオープン

 1年中チューリップを観賞できる施設として人気の「チューリップ四季彩館」が開館20周年を迎え、リニューアルした話題もお伝えしよう。珍しい赤紫色の花弁をもつリトルビューティ、花弁からおしべまで黄色一色のバタリニブロンズチャームなど原種系や希少品種などの植栽もある。チューリップフェアの会場ともなっているのでぜひ訪れてほしい。

 常設展示は「ワンダーガーデン」、「アンダーファーム」に分かれている。注目の新展示は、ワンダーガーデンのチューリップパレス(高さ3.7m、直径3m、円周9.4mの円筒形)。厚さ8mmの曲げガラスを8枚使用したガラスのタワーに500本のチューリップの切り花が並ぶ。透明感のある空間で可憐な花々に囲まれる不思議な体験ができる。なお、タワーの曲げガラスには、北陸新幹線のフロントガラスに採用された技術が用いられている。

 チューリップパレス横のパレットガーデンには1年を通して5,000本のチューリップが咲き誇る。花の香りをかいでいると、心身が癒やされていくようだ。「成長物語」では、芽から開花までチューリップが生長する過程を季節の花々とともに楽しめる。


▲チューリップ四季彩館・
ワンダーガーデン(左)
▲パレットガーデン(右)

 アンダーファームでは最新の技術で天井に映像が映し出され、球根の目線からチューリップの生長を見ることができる。美しい花を咲かせる球根の仕組みや、チューリップの伝来の歴史、品種改良の研究などを学んでみよう。現在、春季特別企画展「ヒストリーオブチューリップフェア」を開催中。花に囲まれてフェアの歴史に触れてみては。

●『ねまるちゃ』を片手に、春の富山を体感

 心弾む季節の到来!うららかな陽気に誘われて、富山旅に出かけてみてはいかが。そんなときに参考にしたいのが、このほど発行された、県内の観光や食、体験、イベントなどの情報をタイムリーに発信する観光情報誌『ねまるちゃ』。 “ねまる”とは富山弁で「座る・休む」の意味で、富山でゆっくりくつろいでほしいという願いが込められている。表紙の写真は、チューリップ四季彩館(砺波市)で撮影。表紙を眺めていると、春風とともにチューリップの香りが漂ってくるようだ。

 特集「光と花と雪の競演 春が躍る富山へ」では、世界屈指の山岳観光ルートで知られる立山黒部アルペンルート<4月16日(土)全線開通>の「雪の大谷」から、日本一深いV字峡をトロッコ電車で行く「黒部峡谷鉄道」、“天然の生け簀”と称される富山湾で水揚げされた地魚の握りを堪能できる「富山湾鮨」、朝日岳、桜、菜の花、チューリップが四重奏を奏でる「朝日町舟川べり桜並木」、お花見遊覧船で行く「松川七橋めぐり」、高低差2.5mの“水のエレベーター”が体験できる「富岩水上ライン」の運河クルーズ、幻想的な青白い光が富山湾を照らす「ホタルイカ」まで、7つのスポット・味覚を紹介している。ダイナミックな自然あり、舌に深く刻まれる美味ありの富山へ。北陸新幹線に乗ってぜひ来てほしい。

 富山の春といえば、祭りの季節。絢爛豪華な曳山祭が囃子とともに各地を彩る。「とやまじかん」では、漆工や金工、染織など精緻を極めた7基の御車山が圧巻の高岡御車山祭や、庵唄(いおりうた)に合わせ、“小京都”と称される城端の町を曳山が巡行する城端曳山祭などをクローズアップ。両祭りは、8月に開催される魚津のたてもん祭りとともに「山・鉾・屋台行事」のユネスコ無形文化遺産登録に向けて提案中。春風と祭り囃子に誘われて、曳山祭を楽しみたい。

 富山の旬の素材を使った料理が味わえるレストランや和食処などをクローズアップする「目指していきたい、絶品富山」では、富山湾の幸を贅沢に盛った“特上海鮮丼”や、春ならではの“ほたるいかフルコース”、“白えびづくしコース”などを紹介。鮮度と素材のよさを活かした滋味あふれる料理に食欲もそそられる。このほか、富山の伝統技術を活かして錫を折り紙のように曲げたり、折ったりでき、箸置きやカトラリーレストとして使える“すずがみ”などを紹介した「ちょっと贅沢なとやまのお土産」、宇奈月温泉街に4月28日(木)にオープン予定の総湯“湯めどころ宇奈月”などを紹介した「旬のみどころ&トピックス とやまへ行こう!」などのコーナーもある。富山の魅力が詰まった『ねまるちゃ』を片手に、各地を散策しよう!

 『ねまるちゃ2016春号』は、A4判、16ページ。県外では首都圏本部、大阪、名古屋の県事務所、JR東日本の首都圏各駅、JR西日本管内各駅、ネクスコ中日本管内SAなど、県内ではあいの風とやま鉄道各駅、各観光案内所、道の駅、富山きときと空港などで配布中。ホームページ(http://www.info-toyama.com/toyamakanko/statics/doc2/nemarucha/)もチェックしてほしい。

 富山県観光課では、「富山の冬の寒さから解き放たれ、生命が躍動する春。ぽかぽかの陽気に誘われて、富山でほっと一息、休んでみませんか」と話している。


▲『ねまるちゃ』の表紙ほか(左)
▲特集(中央)
▲とやまじかん(右)

 なお、『ねまるちゃ2016春号』を抽選で10名様にプレゼントします。プレゼント応募フォームに、プレゼント内容「ねまるちゃ」・氏名・郵便番号・住所・メールアドレス・電話番号・記事を読んでのご感想をご記入のうえ、お送りください。<4月17日(日)締切り。発表は発送をもって代えさせていただきます。>

問合せ
「2016となみチューリップフェア」、「チューリップ四季彩館」について
●チューリップ四季彩館<(公財)砺波市花と緑と文化の財団>
TEL.0763-33-7716
FAX.0763-33-0090
http://www.tulipfair.or.jp/

「ねまるちゃ」について
●富山県観光・地域振興局観光課
TEL.076-444-3200
FAX.076-444-4404
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1401/
http://www.info-toyama.com/

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