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2015年 11月 25日 [ 特産品 ]

No.733:人気のお土産シリーズ「べつばら富山」に新商品ラインナップ

 女性をターゲットにした富山のお土産の人気シリーズ「べつばら富山」。このほど第2弾として7品目が新登場した。高岡ラムネ、米粉クッキー、甘酒のお菓子3品目と、アイスクリームストラップ、富山の杉 鍋敷きなど工芸品4品目。富山駅前CiC5階の「いきいき物産」の「べつばら富山」常設コーナーなどでも順次販売予定。富山のお土産、お歳暮にいかがだろう。

●オトナの女性に向けた土産品の開発支援プロジェクト


▲「べつばら富山」のロゴ(左)
▲高岡ラムネ(中央)
▲まわりん(右)

 “いいモノ”に敏感な女性たちを富山ファンに――「べつばら富山」は、消費のカギを握る女性たちを購買層にしたデザイン性の高い土産品。県が北陸新幹線開業に向け、富山の魅力づくりの一環で、平成24年度にまちの逸品ブラッシュアップ事業として募集選定を行い、県内外にPRしてきた。これまでに約2億5,000万円を売り上げる人気シリーズに成長。そして、このたび県では商品群の一層の充実を図るため、新たな商品の募集を行った。7品目の登場で、既存商品15品目と合わせて22品目と充実。魅力がさらに高まり、富山のイメージアップにつながる売れる土産品として期待されている。


▲甘酒(左)
▲米粉クッキー(右)

 県では、続け!まちの逸品事業「べつばら富山」としてこれらの新商品の選定にあたり、富山らしいお菓子または普段使いできる工芸品で、過去3年以内に開発、ブラッシュアップした商品を募集。地域ブランド開発やデザイナー、雑誌編集者、流通関係者などの専門家6名で構成する続け!まちの逸品「べつばら富山」商品選定委員会が応募のあった70商品(お菓子34商品、工芸品36商品、39事業者)の中から、“富山を感じられ、女性に好まれる商品”をポイントに7品目(7事業者)を選んだ。

●伝統の技、富山の素材、デザイン力を生かした商品

 新商品を紹介しよう。お菓子(3品目)として、「高岡ラムネ」<(株)大野屋(高岡市)>は、大人が愉しめるラムネ。老舗和菓子店・大野屋が創業170余年の長い歴史の中で培ってきた伝統の技、使用してきた落雁製造用木型、和菓子の美しい造形、県産コシヒカリ、地域素材などを組み合わせた。味は、「宝尽くし」(国産しょうが味)、「貝尽くし」(国産柚子味)、「花尽くし」(国産いちご味)、「秋けしき」(氷見稲積梅味)、「御車山」(高岡国吉りんご使用)の5種類。ふんわりと柔らかな口どけの後に、国産素材のやさしい味が広がる。

 「甘酒」<坂口屋醸造店(朝日町)>は、甘味料を一切使わないスイーツ、健康食として人気。小物プレゼント商品としても購入者が急増している。味覚や食感は県東部の伝統的な甘酒を基本に、昔からの伝統的な醸造方法だけでなく、明治~昭和初期の文献をもとに試行錯誤しながら醸造方法を探ってきた。

 「米粉クッキー」<(株)昌栄堂(黒部市)>は、小麦粉の代わりに県産コシヒカリと、自社で挽いた県産大豆100%のきな粉を使用。ホロホロとした柔らかな食感が口の中に広がる。味は、プレーン味、胡麻味、くるみ味の3種類。県産コシヒカリの米袋をイメージしたパッケージもユニーク。近々、女性に好まれるデザインのパッケージも追加されるので楽しみだ。

 工芸品(4品目)として、「林悠介 干支シリーズ」<大寺幸八郎商店(高岡市)>は、デザイナー・林悠介氏が納得いくまで作りこんだ原型デザインの干支シリーズで、ロストワックス精密鋳造のブロンズ鋳物で表現。ねずみから平成28年の干支・さるまでをラインナップする。

 「富山の杉 鍋敷き」<(株)元尾商店(富山市)>はしっかりとした厚みがあり、反り難くて丈夫な鍋敷き。県産のスギ間伐材を有効活用し、破棄される木材の軽減にもつながっている。表面材と櫛状の台板を組み合わせる「中空パネル」という独自の加工技術で特許を取得済み。デザイン性と機能性を融合させた逸品だ。サイズは大と小の2種類。

 「まわりん」<(株)山口久乗(高岡市)>は起き上がりこぼしのようにバランスがよく、本体が揺れると涼やかな音がする。揺れる姿と音色の両方で気持ちが和む。おりんの音には「f分の1のゆらぎ」があり、脳波にアルファー波を増幅させ、人の心を穏やかな気持ちにさせる癒しの効果が期待できる。デザインは、ふくろう、いぬハート、ねこハートの3種類。

 「15.0% アイスクリームストラップ No.06 セサミ」<(株)タカタレムノス(高岡市)>は携帯用アイスクリームスプーン。小型スプーンにシリコン製のストラップが付いている。アルミの熱伝導率の高さを利用し、スプーンを持つ手の体温で固く凍ったアイスクリームをすぐに溶かしながらすくい出せるのが特長だ。ストラップの色は、ホワイト、ブラック、グリーン、ピンクの4色をラインナップ。


▲林悠介 干支シリーズ(左)
▲富山の杉 鍋敷き(中央)
▲15.0% アイスクリームストラップ
No.06 セサミ(右)

 県では、今後、「べつばら富山」の認知度向上のためのキャンペーンを実施する。12月と来年1月に、富山駅前CiCビル5階の「いきいき物産」、東京・有楽町にある県アンテナショップ「いきいき富山館」での商品PRキャンペーンをはじめ、2月から羽田空港や富山駅でのデジタルサイネージを使った広告宣伝、県観光情報誌『ねまるちゃ』等での紹介、その他、物産展やイベントでのPRや展示販売を予定している。

 富山県商業まちづくり課では、「富山にはます寿しやブリ、ホタルイカなどよく知られた名産品のほかに、豊かな風土と新しい感性が結び付いて誕生した“べつばら富山”があります。新商品を含めた22のまちの逸品をぜひ手にとってお選びください」と話している。

問い合わせ
●富山県商工労働部商業まちづくり課
TEL.076-444-3251
FAX.076-444-4403
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1306/kj00013829.html

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