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2015年 6月 3日 [ トピックス ]

No.709:第10回を迎える郷土検定「越中チャレンジ」、スタンプラリーで富山の魅力に触れよう!

 富山の自然や歴史、文化、地理、産業などを学ぶ郷土検定「第10回越中富山ふるさとチャレンジ(通称:越中チャレンジ)」<11月23日(月・祝)実施>。受検申込みの受付が6月1日から始まった。県内275カ所で実施中のスタンプラリーや、県内の名所・旧跡を訪ねる体験型検定では、本検定に加点され、合格のチャンスが広がる。知識を深めながら観光施設や祭礼・イベントなども巡り、富山の魅力を体感・再認識しよう。

●検定には「とやまキトキト100選」の話題から集中的に出題


▲昨年11月の受検風景
(写真提供:北日本新聞社)(左)
▲今年5月23日に行われた体験型検定
「雪の大谷・立山体感ツアー」の様子(中央)
▲スタートしたスタンプラリーで
参加施設を訪問(右)

 「越中チャレンジ」は平成18年にスタートし、今年で第10回を迎える。県内経済団体や県、市長会、町村会、北日本新聞社などで構成する「越中富山ふるさとチャレンジ実行委員会」が主催する。昨年の第9回には9~88歳の受検者972人が受検し、上級1人、中級57人、一般245人、ジュニア87人の計390人が合格した。

 今年の第10回の検定は11月23日(月・祝)、富山県民会館[会議室](富山会場)、富山大学高岡キャンパス(高岡会場)、北陸職業能力開発大学校(新川会場)、松屋アネックスビル[銀座会議室](東京会場)の4会場で行う。県民はもちろん、富山ゆかりの首都圏在住者もぜひ受検してほしい。

 部門は、上級(過去の中級の部合格者対象)、中級、一般、ジュニアの4部門がある。上級、中級、一般の部は年齢、性別、国籍などの制限はないが、ジュニアの部は小学生以下が対象となる。小学生以下の子どもが上級、中級、一般の部を受検することもできる。

 上級(検定時間90分)は記述式100問、中級(90分)、一般(70分)は択一式マークシート方式100問。ジュニア(50分)は択一式マークシート方式40問。いずれも100点満点(上級・中級・一般1問1点、ジュニア1問2.5点)で、上級と中級が80点以上、一般とジュニアは70点以上の正解で合格となる。

 上級は高度な知識、中級は専門知識【共通問題40問と5つのジャンル(①自然 ②歴史・文化 ③産業 ④観光 ⑤ふるさと文学と芸能・スポーツ)から選択する専門問題60問】、一般・ジュニアは基本的な知識を問う内容となっている。

 なお、今回の検定問題は、富山に関するさまざまな風物を20のジャンル(桜の名所、行楽地、祭礼、春夏の味覚、伝統工芸、風情ある街並み、郷土料理、文化的建造物、アウトドアスポット、伝統行事・イベント、まちおこしグルメ、富山ゆかりの偉人、紅葉の名所、資料館・文化施設、秋冬の味覚、民謡、ご当地キャラクター、自然・生物、ご利益スポット、好きな富山弁)に分け、北日本新聞の読者の投票によってそれぞれのベスト5を決定した「とやまキトキト100選」(http://www.ecchu-challenge.jp/kitokito100.pdf)の話題から集中的に出題されるので、勉強しておきたい。

 受検申込みは、10月23日(金)まで<必着>。受検料は上級2,500円、中級2,000円、一般1,800円、ジュニア500円。団体(10人以上)で中級、一般を受ける場合、中級1,800円、一般1,600円。学生(中学・高校・専門学校・大学)は各部門の受検料が半額になる。越中チャレンジのホームページ(http://www.ecchu-challenge.jp/)では、受検申込方法や受検料納付の手順、検定問題集、スタンプラリー参加施設などを紹介しているほか、実施要項や受検申込用紙などをダウンロードできる。

●スタンプを集め、富山の魅力に触れよう

 参加型のご当地検定が、「越中チャレンジ」の大きな特徴だ。県内275カ所のスタンプラリー参加施設(観光施設や文化施設、温泉施設など)、祭礼・イベント(※一部終了済み)、応援店(飲食店、菓子店など)を訪れて、スタンプラリー台紙(越中チャレンジ検定申込用紙兼用)にスタンプを押していく。

 加点の対象となるのは、中級、一般、ジュニアの部で、スタンプラリーのポイントは1カ所につき1点。本検定で最大20点まで加点される(上級は加点がない)。なお、検定得点とスタンプラリーのポイントの合計が100点を超えても、得点は100点となる。参加施設、祭礼・イベント、応援店には、「越中富山ふるさとチャレンジ」と記された黄色ののぼりが立っているから目印にしてほしい。スタンプラリーは、10月16日(金)まで。台紙は、スタンプ設置施設や県、各市町村、北日本新聞社本社・支社などで配布中。


▲立山カルデラ砂防博物館の見学の様子

 体験型検定にもチャレンジしたい。コースを回った後に20問の問題を解き、合格すると本検定で10点、複数回参加して合格すると最大20点が加算される。参加者は本検定の受検料が半額になる。5月23日には、立山黒部アルペンルートを利用した体験型検定「雪の大谷・立山体感ツアー」が行われ、県内外からの参加者がボランティアガイドの説明を受けながら立山の大自然や文化に触れた。高さ約12mの雪の壁と青空の景色は圧巻。雄大な立山の自然について知識を深めた。立山カルデラ砂防博物館では、立山カルデラや砂防について学んだあと、立山の自然や文化をテーマにした20問のミニ検定にチャレンジした。体験型検定は9月までにあと3回実施の予定なので、参加して富山の魅力に触れてみよう。今後の予定は、実行委員会事務局へ問合せを。

 また、「越中チャレンジ」から生まれた事業として紹介したいのが、「富山ふるさとマスター派遣事業」。検定上級合格者や中級高得点合格者などの中から希望者を登録し、郷土の魅力を伝える講師「富山ふるさとマスター」として、学校や企業、地域住民、市町村などが実施する、ふるさと富山に関する研修会、勉強会、特別授業、生涯学習の場、公民館イベントなどに派遣するものだ。ふるさと富山への誇りや愛着を育むことを目的に、富山への理解を深める機会を提供する。「越中チャレンジ」の受検対策に関する研修会にも派遣が可能なので、実行委員会事務局に相談してほしい。なお、企業研修などでふるさとマスターの研修を受け、ミニ検定に合格すると本検定に加点される、団体研修型の体験型検定もあるので、活用してほしい。

 「越中チャレンジ」は富山の理解を深める絶好の機会。北陸新幹線開業で近くなった富山県内をスタンプラリーで巡り、体験を重ねながら受検してみてはいかがだろうか。

問い合わせ
●「越中富山ふるさとチャレンジ実行委員会」事務局(北日本新聞社営業局内)
TEL.076-445-3336(平日9:00~17:00)
FAX.076-445-3338
http://www.ecchu-challenge.jp/

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