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2015年 4月 1日 [ イベント ]

No.701:北陸新幹線で富山観光へ! 立山黒部アルペンルート全線開通と「とやまの山幸(やまさち)」キャンペーンの話題を紹介!!

 立山黒部アルペンルートが4月16日(木)に全線開通する。今シーズンの営業再開に合わせ、立山・雪の大谷ウォークなどイベントも目白押し。開業したばかりの北陸新幹線から富山地方鉄道に乗り換えてアルペンルートへ! また、富山の「食」の魅力を活かした県の観光誘客戦略「とやまの山幸(やまさち)」キャンペーンがスタート。山菜やジビエなどの料理で富山の新たな魅力を発信する。

●立山パノラマバスに揺られて、立山・雪の大谷ウォークへ


▲(左から)雪の大谷、雪の迷路、
零余子(むかご)の炊き込みご飯<華生>、
仔猪のジビエなど<L’évo>

 雲上にそびえる北アルプス・立山連峰を8つの乗り物で横断する立山黒部アルペンルート。4月10日(金)に部分開通(電鉄富山~立山駅~弥陀ケ原)、16日(木)に全線開通(電鉄富山~立山駅~扇沢~信濃大町)する。桜前線が日本列島を北上中だが、アルペンルートはまだ雪景色。標高2,450mの室堂平・室堂ターミナル駐車場では8m75cm(3月23日現在)の積雪がある。全線開通に向け、標高2,030mの美松坂付近までの2車線と松坂~天狗平の標高2,160m付近までの1車線が確保されるなど、除雪が急ピッチで進められている。


▲雪の大谷と大日岳(右手)(左)
▲雪の大谷では、立山高原バスも
小さく見える(中央)
▲立山パノラマバスの車内(イメージ)(右)

 そして、毎年恒例の「立山・雪の大谷ウォーク」が4月16日(木)~6月22日(月)、立山・室堂平で開催される。平日は10:00~15:15、土・日曜、祝日は9:30~15:15(入場15:00まで)、参加無料。大谷付近は吹き溜まりのため、室堂平の中でも特に積雪が多く、その深さは20mに迫る。ここを通る道路を除雪してできる雪壁の区間約500mが「雪の大谷」と呼ばれている。6月以降も10m以上の雪の壁が残り、大迫力の景観が楽しめる。青空が広がれば、雪の白い壁とのコントラストも美しい。会場では、通行証もプレゼントされるので記念にしたい。

 ゴールデンウイーク明けの5月9日(土)~31日(日)には、室堂ターミナル前のアルプス広場特設会場に日本最高所の「雪の迷路」が出現する。サイズは縦30m×横30mで、通路の総延長は100m以上。雪壁の高さは約2mというから、迷わないように無事にゴールしたい。また、6月3日(水)~22日(月)には「雪の滑り台」が開設される。滑走ゾーンは全長約30m、幅員約15mとスケールも大きい。立山を間近に仰ぎながら子どもたちと一緒に滑ってみよう。新企画として、6月6日(土)~15日(月)に巨大な雪像1体が出現するというからこちらも楽しみにしてほしい。

 このほかの注目のニュースとして、立山高原バスに「E~SORA(い~そら) 立山パノラマバス」が4月29日(水・祝)から運行を始める。高原バス車両の座席上部(3~10列目)を開放的な強化ガラス(UVカット)張りに改造。雪の大谷の雪壁や原生林の新緑などの迫力あるシーンが天井のガラス越しに眺められる。立山駅から室堂までの距離32km、標高差2,000mを70分で直通運行(※美女平~室堂まで運行の場合あり)。車体は立山の空をイメージした深い青色でカラーリングされており、立山高原道路をモチーフにしたラインもあしらわれている。立山駅から室堂までの運賃の他、特別車両料金が乗車1回につき500円かかる。パノラマ席数は37席。WEB(http://www.alpen-route.com/)からの事前予約制。運行時間など詳細もWEBで確認を。

 立山黒部貫光(株)営業推進部では、「アルペンルート全線開通直後ならではの雪の壁は迫力満点です。固くしまった雪原を歩けるのもこのシーズンの魅力です。4月30日まで大谷案内ボランティアのナチュラリスト(自然解説員)が待機しています。ガイドを希望される方はお訪ねください。また、『E~SORA立山パノラマバス』に乗車し、立山の澄み渡る空と大自然が織り成す景観をお楽しみください」と話している。

●富山の新たな食の魅力を発信!「とやまの山幸」


▲鮎の炭火焼(川金)(左)
▲地元城端の野菜をふんだんに盛り合わせ
(JOHANARE)(中央)
▲菜園レストランmaki no oto(右)

 山々に囲まれた「富山」には、山菜、川魚、ジビエをはじめ、四季折々の山の恵みがもたらされる。「とやまの山幸(やまさち)」キャンペーンは、富山の「食」の魅力を活かした観光誘客戦略「富山湾鮨」、「とやまのおいしい朝ごはん」に続く第3弾。山の幸を贅沢に使用した料理と特別なおもてなしで、訪れる方に幸せな時間を提供することがコンセプトだ。

 県内8店舗が参加しており、共通ルール①として、県内でとれた山の幸を使用した1万円以上のコース料理が提供される。その中の一品は、炊き合わせ「多喜込み(炊き込み)」料理。訪れる方や生産者、山の恵みに感謝を表す一品として各店で趣向をこらしたものが提供される。ルール②として、山の幸の食材は、県内の産地をお品書きなどに明記する。ルール③として、料理とあわせて、各店独自の特別なおもてなしが実施される。

 参加店舗と各店の山幸プランを紹介しよう。富山産の食材を多用した独創的なフレンチが味わえる「Cuisine régionale L’évo(レヴォ)」(リバーリトリ-ト雅樂倶内:富山市)では、“Yamasachi”として、山ゴボウのスープや川魚のサラダ仕立て、芽吹いた山菜(多喜込み料理)など。仔猪のローストなどのジビエが登場することもある。富山市八尾町にある合掌造り古民家「里山の香り 早蓮坂山荘」では、季節の野菜とそばのサラダや山菜料理、自家製手打ちそばなどが楽しめる。そばの種植えや刈り取り体験なども企画されている。

 江戸創業の「料亭 中村楼」(射水市)では“天然真鴨料理”(11~5月)を提供。鴨すき、鴨飯(多喜込み料理)などを数奇屋造りの落ち着いた空間で味わえる。網を使い、鴨を傷つけることなく捕獲する“谷仕切網猟”などの見学もできる。春は筍、夏は鮎、秋は松茸も楽しめる。「四季料理 華生」(上市町)の山幸プランは、地元上市の旬の食材をふんだんに使った“里山の贅”。零余子(むかご)の炊き込みご飯(多喜込み料理)、焼き物などが味わえる。食後は、地元産のメグスリノキをベースにブレンドされたお茶を飲みながら寛げる。

 夏から秋の鮎料理、冬の猪鍋、なまず料理が評判の「越中庄川温泉 人肌の宿 川金」(砺波市)。「花福特別会席」(春献立)は造り、焼き物、筍の釜飯(多喜込み料理)など。食器に使用される伝統工芸品「庄川木工品」がお土産に付く。地元農家などから届く新鮮食材を生かした創作料理が人気の「桜ヶ池クアガーデン レストランJOHANARE(ジョウハナーレ)」(南砺市)。“里山食彩コース”では、山菜と特選牛サーロインの網焼き、山菜ご飯(多喜込み料理)などが味わえる。併設の多機能温泉水プールと桜ヶ池温泉を無料で利用できるなどうれしい特典がある。

 長年京都で修業を積んだ店主が丁寧に仕上げる日本料理を味わえる「御料理 ふじ居」(富山市)。“山幸コース”では、お椀、造り、焼き物、炊き合わせ(多喜込み料理)と全10種ほどが楽しめる。店主が毎日汲みに出かける湧き水と市販の水を飲み比べることもできる。自家栽培の米や野菜を使ったフレンチベースの料理を提供する「里山のオーベルジュ薪の音 菜園レストランmaki no oto」(南砺市)。山菜コースでは、野菜と揚げの炊き込みかまど炊きご飯(多喜込み料理)、富山湾の魚介料理、なんとポークのグリルなどが味わえる。自家菜園での収穫体験も可能。生産者から食材についての話を聞くこともできる。

 上記店舗での提供メニューは季節によって異なる。また、山幸のコース料理はすべて要予約となるので、事前に問い合わせを。

 富山県観光課では、「立山連峰をはじめとする山々に囲まれた富山は山菜や川魚、ジビエなど、山や里の幸に恵まれています。春到来、清らかな雪解け水で育った山菜はおおぶりでみずみずしく、美味。この季節ならではの富山の旬を食べに北陸新幹線でいらしてください」と話している。

問い合わせ

「立山黒部アルペンルート」について
●立山黒部貫光(株)営業推進部
TEL.076-432-2819
FAX.076-442-3431
http://www.alpen-route.com/

「とやまの山幸」について
●富山県観光・地域振興局観光課
TEL.076-444-4498
FAX.076-444-4404
http://www.yamasachi.jp/
http://www.info-toyama.com/


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