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2014年 11月 26日 [ トピックス ]

No.685:湯煙に誘われて宇奈月温泉へ、名水に誘われて生地へ

 朝夕の冷え込みと木枯らしに、晩秋から冬への移ろいを感じる季節。温泉の温もりも恋しくなってきた。県内最大の温泉郷・宇奈月温泉から、湯めぐりパスポート「あいらぶ湯(ゆ~)」や宇奈月温泉謝恩号、宇奈月食べ歩きクーポン、宇奈月ほろ酔いはしごクーポンなど魅力的な話題が届いた。来年3月14日の北陸新幹線開業に向けて、おもてなしの機運が高まっている。

●12月1日発売、湯めぐりパスポート「あいらぶ湯(ゆ~)」


▲足湯「おもかげ」(左)
▲晩秋の宇奈月温泉と黒部峡谷(中央)
▲温泉街に佇むブロンズ像(右)

 黒部峡谷の入り口に湯煙を上げる宇奈月温泉。大正時代に黒部川の電源開発に合わせて開湯し、今では北陸を代表する温泉地に。上流の黒薙(くろなぎ)温泉から引かれる湯は1日約3,000tと、豊富な湯量を誇る。源泉の温度は約88度。泉質は無色透明の弱アルカリ性単純泉で、美肌の湯として知られる。イオンの潤い効果やミネラルのリラックス効果、炭酸ガスのデトックス効果も期待できるというから女性にはうれしい温泉だ。女子会や家族旅行にぜひ訪れてほしい。

 温泉情緒を気軽に楽しむとするなら、宇奈月公園横の足湯「おもかげ」へ。屋根付きだから雨や雪の心配が要らない。周辺の山々を眺め、野鳥のさえずりに耳を澄ませながら足湯に浸かるのは、解放感抜群だ。血行もよくなり、心身が癒されていく――。公園や温泉街には、与謝野鉄幹・晶子歌碑や、著名彫刻家の手によるブロンズ像が点在するので鑑賞がてら探してみよう。

 “ゆ~ったり、湯~ったり”と、日帰り温泉を満喫するなら、12月1日(月)から発売の湯めぐりパスポート「あいらぶ湯(ゆ~)」の利用をおすすめしたい。入浴券3枚綴りで、1,500円。入浴券1枚で各旅館(宇奈月グランドホテル、宇奈月国際ホテル、宇奈月ニューオータニホテル、延対寺荘、グリーンホテル喜泉、ホテル黒部、ホテル桃源、サン柳亭、フィール宇奈月)で入浴できる。利用期間は来年4月20日(月)まで<12月31日~1月3日は利用不可>。利用時間は正午~午後4時(退館)。1人で3枚でも、3人で1枚ずつでも使うことができる。カフェや土産物店などでサービスが受けられる特典や、参加旅館制覇のプレゼントもあるので、ぜひ湯めぐりを楽しんでみよう。パスポートは温泉街の参加旅館や商店、宇奈月温泉旅館協同組合、(一社)黒部・宇奈月温泉観光局などで取り扱う。

 恒例の「宇奈月温泉謝恩号」も12月1日(月)から運行がスタートする<来年3月31日(火)まで>。富山地方鉄道の対象電車を利用する際に「無料電車券引換券」を窓口に提示すると、宇奈月温泉駅発着が無料(※特急券は利用者負担)となる。引換券はhttp://www.unazuki-onsen.com/からダウンロードできるのでアクセスを。対象電車の時刻も一緒に確認しよう。

●スイーツ女子に各店の自慢の味を

 宇奈月温泉の散策をより楽しくしてくれるのが、販売中のクーポンだ。「宇奈月食べ歩きクーポン」(500円)は温泉街の参加10店舗からスイーツを3つ選んで食べ歩きできるお得なクーポン。ミネラル豊富な富山湾海洋深層水塩を使った「富山塩アイス」や、直輸入の茶葉を黒部峡谷の氷筍水で発酵加工した「ダージリンティー(レギュラー1袋)」、チーズケーキのような食感が楽しめる「五郎島金時チーズスティック」、すいかの果汁を加えた「入善ジャンボすいかミニソフト」、こし餡をギュウヒで包み、蜜漬けのシソの葉で巻いた「越路の旅まくら」など、宇奈月温泉街の各店自慢のスイーツが揃う。3枚の食べ歩き券とセレネ美術館の入館割引券、電動アシスト自転車レンタル割引券がセットになっているので、利用してみよう。


▲宇奈月食べ歩きクーポン

 「宇奈月ほろ酔いはしごクーポン」(2,000円)も好評販売中。参加店舗12店舗の中から2店舗を選んで、宇奈月ビールや地酒などのアルコール類と各店オリジナルの逸品がセットとなったメニューを楽しめる。白えび唐揚げ、ほたるいかの沖漬け、黒部名水ビール餃子3種セットなど各店自慢の味に舌鼓を。利用期間は、「宇奈月食べ歩きクーポン」、「宇奈月ほろ酔いはしごクーポン」、いずれも来年4月2日(木)まで。

●宇奈月温泉から生地へ、「水の国黒部 名水めぐり」

 宇奈月温泉で湯浴みを堪能したあとは、(一社)黒部・宇奈月温泉観光局が主催する「水の国黒部 名水めぐり―黒部の旬の“んまいもん”!!と、まち歩き」は、いかがだろう。山間の温泉街から黒部川扇状地湧水群が点在する海辺の町・生地(いくじ)へ、名水に出会えるプチ旅行だ。Aコース「曹洞宗 前名寺天満宮で座禅・写経でプチみそぎ体験!!」、Bコース「清水(しょうず)と生地グルメ ぐるっとひとめぐり!!」の2つのコースがあり、宇奈月麦酒館(ランチバイキング・宇奈月ミニ地ビール)、魚の駅「生地」(旬魚の海鮮丼)、大辻や(幻のます寿司御膳)のいずれかで昼食後に、歩いて散策するコースだ。


▲前名寺天満宮(左)
▲清水庵の清水(右)

 Aコースの前名寺天満宮は禅寺だが、菅原道真が筆入れしたとされる天神様が祀られている。静寂のなかの座禅と写経で精神の集中を図り、気力を充実させてみたい。庭には生地で最も古い清水が湧き出ており、一口飲むと心が洗われるようだ。Bコースでは、弘法の清水、岩瀬家の清水、清水庵の清水など生地に点在する名水を巡る。各清水は飲み水のほか、炊事、洗濯、天然の冷蔵庫としての利用もある。訪れると、富山県が水の王国だということを実感できる。

 いずれのコースもガイドが同行する(※昼食には同行なし)。昼食後、12:45に魚の駅「生地」できたて館前に集合。13:00出発、15:00解散で所要時間は約2時間。料金は大人3,000円(昼食、ガイド料、保険代、消費税含む)。申し込みは(一社)黒部・宇奈月温泉観光局(TEL.0765-65-0022)へ。

 (一社)黒部・宇奈月温泉観光局では「来年3月14日に北陸新幹線が開業すると、黒部宇奈月温泉駅のある黒部市は関東からの玄関口となる。黒部峡谷や宇奈月温泉、生地など黒部市の魅力にぜひ触れてほしい」と話している。

問い合わせ
●(一社)黒部・宇奈月温泉観光局
TEL.0765-65-0022
FAX.0765-65-0012
http://www.kurobe-unazuki.jp/

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