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2014年 11月 5日 [ トピックス ]

No.682:「元気とやま応援寄附金」(ふるさと納税)拡充!

 「ふるさと納税」制度をご存じだろうか。制度を利用して富山県に寄附をすると、個人住民税などが軽減され、寄附金は「元気とやまの創造」のために使われる。県では10月から制度を拡充。県外からの寄附者への特典や送付物を充実させた。来年3月の北陸新幹線開業に向け、ぜひ、「ふるさと納税」を通じて“富山ファン”になってほしい。

寄附金の使い道を自分の意思で決められる


(左から)
▲特典「べつばら富山 お菓子詰合せ」
▲「世界遺産バス乗車券」
(写真は相倉合掌造り集落)
▲「天然ぶり詰合せ」
▲「立山黒部アルペンルート優待券」
(写真はみくりが池と立山)

 ふるさと納税とは、ふるさとへの寄附をサポートする制度。生まれ故郷や応援したい自治体に寄附をすると、寄附金のうち2,000円を超える部分について、一定の上額まで、原則として所得税、個人住民税から全額控除される。税収の地方間格差などを是正するため、2008年に国の制度として創設された。

 べつばら富山 お菓子詰合せ、ほたるいか心づくしセット、天然ぶり詰合せなどの県産品、立山黒部アルペンルート優待券……富山県では、10月から県外の寄附者への特典を拡充させた。来年3月14日(土)の北陸新幹線開業を契機に首都圏などとの交流が期待されるなか、ふるさと納税を通じて富山の魅力ある特産品・観光資源のPRや定住・半定住の促進など、「富山ファン」の拡大を図ることを目的としている。

 寄附金の使途として、応援したい取組みを選ぶことができるのも大きな特徴。取組みとして、新幹線を活用した誘客促進や世界文化遺産登録に向けた情報発信など「北陸新幹線開業に向けた魅力創造」、小水力発電といった再生可能エネルギーの導入、水と緑の森づくりといった持続可能な地域づくりなど「環日本海地域の『環境・エネルギー先端県』づくり」、学力向上対策やスポーツ人材の育成、ふるさと教育の推進など「明日を担う人づくり」、医師・看護職員の確保、地域福祉体制の整備など「医療・福祉の充実と安全・安心な地域づくり」、新近代美術館(仮称)の整備、国際的文化事業の開催など「質の高い文化の創造と世界への発信」の5つが挙げられている。また、これらを含む「『元気とやま』づくり全般」も選択できる。寄附金の使い道を自分の意思で決められることに大きな意義がある。

●同一年度間に県産品1点贈呈


(左から)
▲特典「とやま野菜お楽しみセット(6カ月)」
※イメージ
▲「立山黒部アルペンルート優待券」
(写真は黒部ダム)
▲「餓鬼の田皿(がきのたざら)」
※イメージ
▲「黒部峡谷トロッコ電車往復・宿泊優待券」
(写真は黒部峡谷)

 県外からの寄附者に対する特典は、1万円以上、5万円以上、10万円以上、100万円以上と、寄附額に応じて4段階に分かれており、県産品や観光優待券など計32種類が揃う。お礼の品の贈呈は一人につき、同一年度間(4月~翌年3月)に1回となっている。寄附申し込みの際に希望の品(1点)を記入。それぞれ、低額の寄附金額におけるお礼の品からの選択も可能だ。また、希望の送付先に送ることもできる。

 お礼の品を紹介しよう。1万円以上の寄附には、「北陸新幹線詰合せ」、「べつばら富山 お菓子詰合せ」、「炊き込みご飯ギフトセット」、「大門素麺、立山三六そばセット」、「ほたるいか心づくしセット」、「なんとポークソーセージ詰合せ」、「銀盤吟醸・純米吟醸・深層水本醸造」、「べつばら富山 立山のぐいのみ」、「べつばら富山 和紙ミニバッグ」、「世界遺産バス乗車券」の品をラインナップ。

 5万円以上では、「幸のこわけ詰合せ」、「とやま米コシヒカリ」、「天然ぶり詰合せ」、「特選一夜干しセット」、「氷見牛焼き肉用」、「とやまの名水」、「銀盤 黒部峡谷ビール」、「若鶴 雄山錦・純米吟醸」、「RED&WHITEモスコミュールカップ」、「立山黒部アルペンルート優待券(立山駅―室堂間往復)」。

 10万円以上では、「とやま野菜お楽しみセット(6カ月)」、「富山の地酒セット」、「KAGOスクエア」、「螺鈿(らでん)ガラス 杯」、「高志の国文学館観覧券とラ・ベットラ・ダ・オチアイ富山食事券のセット(ペア)」、「富岩運河水上ライン乗船券とラ・シャンス食事券のセット(ペア)」、「立山黒部アルペンルート優待券(立山駅―黒部湖間往復)」。

 100万円以上では、「富山の四季お届けセット」、「越中瀬戸焼 餓鬼の田皿」、「富山市内中心部ホテル宿泊券(ペア)」、「黒部峡谷トロッコ電車往復・宿泊優待券(ペア、宇奈月駅―欅平駅間往復、宇奈月温泉1泊)」、「立山黒部アルペンルート優待券(ペア、立山駅―黒部湖間往復、ホテル1泊)」。

 なお、県内にお住まいで1万円以上の寄附の場合は、県産品のギフトカードの送付となる。

 5万円以上の寄附者には、現行の送付物<寄附者全員に送付する刊行物(「とやまの姿」、「とやま日季」、「観光マップ」)>に加え、県PR品3種類(A.環日本海逆さ地図と県観光ポスター B.富山のくすりPRグッズ C.観光情報誌『d design travel富山』)の中から希望する1種類を送付する。

 寄附の手続きとして、電子メールの場合、県ホームページ(http://www.pref.toyama.jp/sections/1107/furusato/)に必要事項を入力し送信。概ね1~2週間後、県から納入通知書などが送られる。原則15日以内に金融機関で寄附金を納付(領収印が押された領収証書は確定申告の際に必要になるので大切に保管)。2月16日~3月15日に寄附金控除のための確定申告をする。

 富山県税務課では、「富山県に対する応援のお気持ちを県の取組みに反映できる制度です。皆さんからいただいた寄附は富山県を元気にするために大切に活用させていただきます。12月1日からはインターネットでのクレジットカード納付も導入し、より利用いただきやすくなります」と話している。

問い合わせ
●富山県経営管理部税務課
TEL.076-444-3178
FAX.076-444-3487
http://www.pref.toyama.jp/sections/1107/furusato/

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