- HOME : Toyama Just Now
- トピックス
- No.650-2:3月29日、高岡に新しい鼓動 「クルン高岡」オープン!
2014年 3月 26日 [ トピックス ]
No.650-2:3月29日、高岡に新しい鼓動 「クルン高岡」オープン!
●JR高岡駅と路面電車・万葉線をリンク
「クルン高岡」は、JR高岡駅(橋上駅舎)に隣接する商業施設と地下街を有する複合ビル(地上3階・地下1階)。高岡中心市街地の新たな玄関口となる。愛称の「クルン」は、多くの人に訪れてほしいという願いを込めた「来るん?」と、ビルを拠点に高岡を「くるん」と回遊する意味がある。英文字表記の「curun」は「クリエイティブ(創造的)」の“c”、「アーバン(都市)」の“u”、「ラン(走る)」の“run”を組み合わせた造語。高岡銅器など、ものづくりのまち・高岡を象徴する駅ビル、ランドマークとしての役割に期待も高まる。
建物には、アルミを使ったカーテンウォールなど高岡の地場産業の技術が生かされている。1階には、延伸された万葉線の発着場、JR・万葉線・路線バスの発着情報を表示する待合室、チケットブースなどが設けられる。屋内で万葉線の乗り降りができ、JR高岡駅とのアクセスもスムーズに。待合室には、高岡銅器製のドラえもんポストが設置され、今年11月29日(土)までに投函された郵便物にはドラえもんの消印が押される。高岡市はドラえもんの生みの親、藤子・F・不二雄先生の故郷。ファンにはたまらなく魅力的なポストとなるだろう。
2階に設けられた人工デッキ(高岡駅北口歩行者専用道)は全面屋根付き。駅から高岡中央駐車場、中央図書館や志貴野高校、ホテルなどが入居するウイング・ウイング高岡までを回廊のように結ぶ。駅の南北自由通路「万葉ロード」ともつながり、移動の利便性がぐっと高まる。
鉄道、路面電車、バス、タクシーなど交通機関が集結し、バリアフリー化された機能的な施設によって、駅前地区の魅力のアップ、賑わいの創出、コミュニティ機能の再生に効果を上げるに違いない。
●多彩なオープニングイベントへ
人工デッキの8本の柱にはカタカゴをデザインしたブロンズ製の化粧パネルが施されているので、高岡銅器の技を感じ取ってほしい。人工デッキに面して、カフェやベーカリーショップ、コンビニ、やきとりダイニングなどが並ぶほか、屋内にはます寿しやかまぼこ、高岡銅器、高岡漆器といった伝統工芸品などを扱うショップが配置される。
“まいにち、寄り道、散歩道”をコンセプトにした地下街のメインロードには、ファッション・雑貨店、高岡商業高校による学生ショップ、飲食店などが並ぶ。一角に設けられた交流情報発信ステージ(エキチカステージ)は賑わい創出の拠点。音響・照明・液晶ディスプレイを備え、音楽演奏などのイベントなどに活用される。6月1日(日)には、御車山のモザイク画などを展示した「アートの路」、マルチスペース、ギャラリースペースを設けた「市民の路」など公共スペースがオープンする。
3月29日(土)・30日(日)には、オープニングイベントが繰り広げられる。クルン高岡の2階の特設ステージでは、ドラえもんキャラクターショーやフラパフォーマンス、マジックショー、ご当地アイドル・ビエノロッシのライブなど。地下街のエキチカステージでは、高岡市出身のシンガーソングライター・島かおりさんのライブや、ファッションショー、同市出身のモデル・池端忍さんのトークショー、富山大学芸術文化学部の自主制作映画上映などを予定。クルン高岡、万葉線高岡駅、ウイング・ウイング高岡、地下街を一周するクイズラリーも実施される。万葉線のドラえもんトラムの展示も楽しみだ。
関連イベントとして、万葉ロードでは、北陸新幹線「グランクラス」シートや懐かしの特急列車ヘッドマークの展示、「鉄道マンのお仕事」こどもまるごと体験(駅長・改札・車掌・運転手体験)などが催される。鉄道ファン必見のイベント、ぜひ来場を。
(株)高岡ステーションビルでは、「鉄道や路面電車、バスなど公共交通がクロスする施設です。1年後には約1.5km離れた場所に北陸新幹線の新高岡駅が開業します。相乗効果で高岡市中心市街地の賑わい創出につなげたいですね」と話している。
- 問い合わせ
- ●(株)高岡ステーションビル
TEL.0766-22-6767
FAX.0766-26-3210
http://takaoka-station-building.co.jp/