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2012年 4月 18日 [ トピックス ]

No.553-1:春の息吹、人の温もりを―富山の魅力PR誌『とやま日季』春号発行 30名様にプレゼント!

自然体の富山の暮らし、季節の旬な話題などを紹介するPR誌『とやま日季』。2012春号の表紙は、朝日町・舟川べりの春ならではの風景。雪を冠った朝日岳を背景に咲く桜、菜の花、チューリップが心を彩ってくれる。一般的な旅行ガイド誌では紹介されない富山の魅力を今号も発信!


●表紙は、春の訪れを告げる愛らしい花々の共演

 自然体の富山の暮らし、季節の旬な話題などを紹介するPR誌『とやま日季』。2012春号の表紙は、朝日町・舟川べりの春ならではの風景。雪を冠った朝日岳を背景に、桜並木、菜の花、チューリップが織りなす絶景を捉えている。

 「とやま暮らし日季」では、森や棚田が広がる小矢部市岩尾滝地区で山林の手入れを行う“木こり”の仕事に従事する田中利行さんとその家族をクローズアップ。田中さんは2009年、地域おこし活動や農林漁業の応援など地域活性化のための活動に従事してもらう「地域おこし協力隊」として小矢部市から委嘱を受け、京都から同市に移住。森林の間伐や枝打ちをしながら、風倒木を使った家具も製作している。妻の彩さんは低農薬の野菜づくりや家畜の世話などを担う。誌面では、家具づくりやキノコの栽培、石窯でピザを焼く様子など、手間を惜しまず、自分の体を動かしながら山里の恵みをいただき、暮らしを楽しむ日々を紹介している。田中さんのモットーは、機械に頼り過ぎない手仕事。「機械が入れないような山の中では、いかに人の力と知恵を使って、自然と向き合えるかが大事なんです」と語っている。

 「あしたへ、つなぐ富山対談」では、利賀芸術公園の建築物や立山博物館の設計を手がけた建築家・磯崎 新氏と石井知事が富山の魅力や可能性について語り合った。「(合掌造りの民家を劇場に改造した)利賀山房や新利賀山房は非常に日本的ですし、野外劇場はギリシャ風にみえます。どのような狙いからでしょうか」という石井知事に対し、「合掌造りそのものの骨組みを残したのは、日本建築のエッセンスがそこにあったからです。一方、野外劇場はギリシャが始まり。ギリシャ悲劇は演劇の根源ですから、根源であるギリシャのそのままのものを合掌造りの真ん前に持ってこようと考えたんです。他方で、野外劇場の前には池があり、奥に神体山になるような姿の山がある。池と山は、日本古来の、神様をお招きして演劇を奉納するという、日本演劇の一番の始まりの形式と同じではないかと感じました」と磯崎氏。立山博物館のある芦峅寺については、「日本の神話的な山岳信仰の基本形、地形や礼拝のシステムのすべてが残っているのではないかと感じました。そこで、自然、街全体を、博物館と見たらどうかと思ったのです」。「富山でいくら建築を頑張っても、自然にはかなわない。その自然の中に入るべきだというのが、富山での印象。しかも、富山湾という深い海があって、これだけ豊かな生態がある場所というのは、日本にはほかにないのではないかと思いますね」と富山の印象についても語っている。

●くすりの富山、薬膳の富山から

 食にまつわるリレーエッセイ「おいしい暮らし」では、富山大学和漢医薬学総合研究所の済木育夫所長が“「薬膳」とブランド化”をテーマにまとめている。「薬膳とは、個人の体質や体調、季節に合わせて食材や調理法を選び、料理をつくって食べることで体全体を整えていくこと」と解説。研究所では、食物の性質を「寒」、「涼」、「温」、「熱」、「平」に分け、身体を温める作用と冷やす作用で分類した「五性」という考え方を利用し、漢方処方、薬膳、薬膳食材などを五性に対応したカラーイメージに変換して視覚化を図り、また、そのデータベース化を始めているという。

 イベントなどを紹介する「とやまストリーム」では、2月に東京・白金台で開催された「とやま極上物語」を取り上げている。同イベントは、富山湾のシロエビや富山湾産ホタルイカ、富山干柿など「富山県推奨とやまブランド」11品目をはじめとする「とやまブランド」を全国にPRするためのもの。トークセッションや、とやまブランドを使った料理の試食会などを通して、富山の魅力を発信した。

 県内の寺社などを巡る「とやま・ときの旅語り」では、富山市・呉羽丘陵にたたずむ長慶寺の五百羅漢を訪問。535体の羅漢像は表情もさまざまで、自分に似た像が見つかるといわれている。呉羽山一帯は桜の名所。花見を兼ねた散策を勧めている。

 「いいモノ、いいコト。」では、獅子頭や天神様、欄間などの工芸品が揃う井波彫刻品(富山県推奨とやまブランド)を紹介している。江戸中期、火災で焼失した瑞泉寺の再建にあたり、地元大工らが京都の御用彫刻師から彫刻の技法を習ったことが、井波彫刻の起こり。200種類以上のノミや彫刻刀を使い、彫っていく高度な技は、240年以上にわたって受け継がれ、日本各地の寺社や山車に数多く用いられているという。精緻な彫り、立体的な美しさは圧巻だ。

 『とやま日季』2012春号は、A4判、オールカラー、16頁。東京・有楽町の「いきいき富山館」、東京、大阪、名古屋の富山県事務所のほか、県内ではいきいきKAN(富山駅前CiCビル5階)、県刊行物センター(県民会館1階)、道の駅、ドライブインなどで配布されている。

 『とやま日季』2012春号を抽選で30名様にプレゼントします。プレゼント応募フォームに、プレゼント内容「とやま日季」・氏名・郵便番号・住所・メールアドレス・電話番号・記事を読んでのご感想をご記入のうえ、お送りください。<4月22日(日)締切り。発表は発送をもって代えさせていただきます。>



問い合わせ
●富山県観光・地域振興局地域振興課
TEL.076-444-9605
FAX.076-444-4561
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1400/

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