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2012年 2月 22日 [ イベント ]

No.545-2:冬ならでの魅力発見!五箇山宿泊と酒蔵見学

雪の舞い散る寒い夜には、熱々の日本酒で乾杯といきたい。豪雪地帯・五箇山にある五箇山荘と上梨地区民宿は宿泊者を対象に、同地区の三笑楽酒造の酒蔵見学を冬季限定<3月31日(土)まで>で開催している。国指定重要文化財の村上家など合掌造り家屋も併せて観光を。相倉合掌造り集落の残雪ライトアップは3月1日(木)~4日(日)。富山駅からは便利な富山地鉄の定期観光バス『世界遺産「五箇山合掌造り集落」』が期間限定で運行中。ぜひ冬の五箇山へ!

▲三笑楽酒造

●五箇山の芳醇な地酒に酔いしれて

 雪の舞い散る寒い夜には、熱々の日本酒で乾杯といきたい。豪雪地帯・五箇山にある五箇山荘と上梨地区民宿(弥次兵衛、宮岸、又エ門)は宿泊者を対象に、同地区の三笑楽酒造の酒蔵見学(参加無料)を冬季限定<3月31日(土)まで>で開催している。国指定重要文化財の村上家など合掌造り家屋の見学も併せて冬の五箇山へ出かけてみよう。

 三笑楽酒造は明治13年の創業。ブナの原生林から湧き出る水、受け継がれてきた山廃仕込で醸造した酒は、山菜や渓流の魚など個性の強い山の幸に負けない、芳醇な旨味が特徴だ。酒蔵見学では、杜氏らの案内で醸造工程を見ることができる。見学はチェックイン前の14:00~17:00で、時間にして30分ほど。一度に1名から15名までの見学が可能。各宿泊施設に予約を入れるときに、酒蔵見学の申し込みを。煙突が立つ趣のある蔵には、日本酒のいい香りが漂い、愛飲者にはたまらなく幸福な時間を過ごせるだろう。

 上梨地区には156号沿いに民宿や土産店、観光施設が並ぶ。村上家は、約400年前に建てられた一重4階の合掌造り家屋。玄関左側には、火薬の原料となる腐蝕土やそれを煮る釜を置いた塩硝まやが配置されている。家の中には、塩硝製造や和紙製造などの貴重な資料を展示。囲炉裏を囲みながら、当主と五箇山談義というのも旅の思い出をより深めてくれる。なお、入館料は、高校生以上300円。

●酒蔵見学のあとは、残雪ライトアップへ

 冬の五箇山の話題をまだまだ紹介しよう。3月1日(木)~4日(日)、世界遺産の相倉合掌造り集落で「残雪ライトアップ」が行われる。厳しい自然環境のなか、集落には20余棟の合掌造りが点在し、独特の山村風景を見せてくれる。ライトアップは、ふるさとの幻想的な原風景を体験してもらうことを目的に実施されるもので、雪に覆われた茅葺き屋根や橙色に染まった合掌造りの障子窓などの景観が淡い照明と雪あかりによって浮かび上がる。しんしんと雪が降るなかで集落を眺めていると、合掌造りで生活する人の温もりが伝わってくるようだ。開催時間は日没から21:00まで。残雪といってもこの時期の相倉はまだまだ雪が深い。防寒対策をしっかりとして出かけたい。

 冬の五箇山観光は、雪道のドライブが心配という方もいるだろう。そんな方には、富山地鉄の冬の定期観光バス『世界遺産「五箇山合掌造り集落」』を利用してみてはいかが。3月31日(土)までの土・日曜、祝日に運行している。コースは、富山駅北口を10:30に出発し、村上家、相倉合掌造り集落をめぐり、16:00頃に富山駅北口に到着する。料金は大人4,800円、小人3,500円で、最少催行人員は4名。出発の2日前までに「富山地鉄ベストツアーセンター(TEL.076-431-3113)へ申し込みを(当日車内で料金を支払うことが可能)。

 なお、酒蔵見学を企画している五箇山荘では、宿泊者を対象にJR城端駅への送迎(迎え15:10城端駅発、送り10:15城端駅着)、世界遺産・白川郷合掌造り集落への迎えサービス(16:30岐阜県白川郷・せせらぎ公園駐車場)を行っているので、希望者は宿泊の予約時に申し込みたい。

 五箇山荘では、「五箇山の自然が育んだ地酒をお楽しみください。当館の売店にて、試飲販売も行っています。また、雪景色を眺めながら五箇山温泉に浸かり、旅の疲れをお流しください」と話している。

▲相倉合掌造り集落
▲村上家


問い合わせ
「酒蔵見学」について
●五箇山温泉 五箇山荘
TEL.0763-66-2316
FAX.0763-66-2717
http://www.gokasansou.com/

「残雪ライトアップ」について
●相倉合掌造り集落保存財団
TEL.0763-66-2123
http://www.g-ainokura.com/

「冬の定期観光バス『世界遺産「五箇山合掌造り集落」』」について
●富山地鉄ベストツアーセンター
TEL.076-431-3113
FAX.076-431-7778
http://www.chitetsu.co.jp/besttour/

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