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1999年 6月 21日 [ トピックス ]

No.041-1:健康づくりをテーマとした新施設、誕生


■生命科学館で、身体の器官や食生活の大切さを学ぶ
 “日本一の健康県”づくりをめざし、富山県国際健康プラザ(愛称:とやま健康パーク)が7月8日(木)に開館する。同プラザは、大型模型や映像などを使い健康づくりの大切さを考える生命科学館、温水プール・トレーニングマシンなどを利用して楽しく健康づくりが図れる健康スタジアム、伝統医学の調査・研究を行う国際伝統医学センターの3つの施設で構成されており、それぞれが連携を取りながら、健康づくりの知識やノウハウを紹介する。
 まず生命科学館では、パソコンや測定装置を使って個人の食事の栄養バランスや運動不足度、体脂肪率などを手軽にチェックできるのがユニークだ。環境音楽や光に包まれながら睡眠のメカニズムを知ることができるリラックスドームや、アーユルヴェーダ(インド医学)、中国医学、チベット医学など世界の伝統医学に関する貴重な資料を展示する伝統医学コーナーなども見逃せない。

■リラックスしながら健康づくり
 健康スタジアムには、マシンコーナー・スタジオ・体力測定室などがあるトレーニングゾーン、瞑想室・ボディソニックルームなどのリラックスゾーン、露天風呂や薬湯もある湯治庵(とうじあん)などがある。なかでも注目は、25メートルの温水プールをもつプールゾーンと、気泡湯・寝湯・ミストサウナなど10種類のバーデプールがあるバーデゾーンだ。この二つは吹き抜けの大空間となっており、開放的な雰囲気の中でリラクゼーション体験ができる。これら多彩な施設を使って、健康増進プログラムを提供してくれるのが健康スタジアムの魅力で、医師や健康運動指導士など専門スタッフの実践指導・アドバイスを受けながら、温泉入浴やアロマテラピー、水中エアロビクスなどを組み合わせた健康づくりに取り組むことができる。
 また屋外の設備で注目したいのが、敷地内に高い木の塀やロープなどをめぐらしたプロジェクトアドベンチャー(野外冒険プログラム)。この中でグループ員が協力し障害物を乗り越えることで、体力増進を図りながら、お互いの信頼を深めることができる。

■世界の伝統医学を幅広く研究する日本初の総合的な機関
 4000年の歴史をもつアーユルヴェーダ(インド医学)や漢方医学の起源となった中国医学など、現在も有効な治療法として活用されている伝統医学。国際伝統医学センターは、これら世界の伝統医学を科学的に評価し、健康づくりに役立てるための調査を進める日本で初めての研究機関だ。収集資料の情報や人材情報、研究情報のデータベースを構築しインターネットを使って発信したり、国際シンポジウムや伝統医学セミナーを開催する予定で、今後の研究・活動に期待が寄せられている。
 なお、同プラザのオープニングイベントとして、7月9日(金)〜11日(日)と8月6日(金)〜8日(日)に健康講座やエアロビクス教室、気功教室、ウオーキング講座、薬膳教室、世界のハーブ展など、多彩な講座・教室が開講する。立山連峰を望みながら、健康づくりに取り組んでみたい。

問い合わせ
●富山県国際健康プラザ
富山市友杉151番地 TEL 076-428-0809
詳しくは、… 富山県HP内 〈富山県国際健康プラザ〉のページへ

・開館時間及び主な利用料金
生命科学館展示場
 開館時間:9:30〜17:00
 利用料金(大人、個人料金):200円
 休館日:・月曜日
      月曜日が祝日の場合は、その日後において最も近い祝日以外の日
     ・年末年始

国際伝統医学センター
 開館時間:9:30〜17:00
 利用料金(大人、個人料金):無料
 休館日:・月曜日
      月曜日が祝日の場合は、その日後において最も近い祝日以外の日
     ・年末年始

健康スタジアム
 開館時間:10:00〜22:00(平日)
      10:00〜19:00(日祝)
 利用料金(大人、個人料金):1日    1,800円
               2時間30分 1,500円
               1時間   1,000円
               小・中学生は大人の半額。団体割引、回数割引あり。
 休館日:・月曜日
      月曜日が祝日の場合は、その日後において最も近い祝日以外の日
     ・年末年始

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