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2010年 8月 18日 [ 特産品 ]

No.468-1:とやまスイーツ10点認定!全国に魅力を発信


 県産の赤米「赤むすび」を使ったシュークリームやコシヒカリの米粉を使ったロールケーキ、カラメルに柚子味噌を使ったプリン‥‥。県女性職員の自主グループ「とやまスイーツ研究会」は、富山生まれのオリジナルスイーツとして県内外に発信する「とやまスイーツ」10点を認定した。今後、県内外のイベントでPR・販売していく。

▲昆布巻き米ロール(左)、竹炭米っ粉ボーロ(中央)、
とやま赤米シュークリーム(右)

●県内特産品販売イベントでも好評

 県産の赤米“赤むすび”を使ったシュークリームやコシヒカリの米粉を使ったロールケーキ、カラメルに柚子味噌を使ったプリン‥‥。県女性職員の自主グループ「とやまスイーツ研究会」は、富山生まれのオリジナルスイーツとして県内外に発信する「とやまスイーツ」10点を認定した。今後、県内外のイベントでPR・販売していく。
 
 とやまスイーツの募集には、県内の和洋菓子店30店から合わせて49点の応募があり、1次審査で“県内で製造、販売”、“県産素材使用”、“富山県をイメージできるネーミングや外観、パッケージ”、“体にやさしい工夫のある菓子”の4つの定義、条件を満たした商品21点を絞り込んだ。2次審査には研究会メンバーのほか、富山国際大学(現代社会学部観光専攻)の学生5名が加わり、試食を行い、見た印象や味などをチェック。研究会メンバーで意見交換し、得点結果や地域バランス、商品バランスなどを考慮したうえで、10点を決定した。認定商品の出品者には、認定通知と合わせて研究会が発行した認定証を送付した。

 お盆の8月14日・15日に富山市総曲輪・グランドプラザで催された県内特産品販売イベント「第10回田舎がいちばん」では、販売ブースを設け、研究会メンバーや学生がご当地スイーツの魅力を買物客にPR。10点の中から4点を詰め合わせた日替りのセット(1,000円)を販売したところ、土産品を求める帰省客らにも好評で早々と完売した。

●県産食材を使った菓子で口福なひととき

 認定商品を紹介しよう。県産大豆のおから、豆乳、卵を使用した「五箇山豆乳おからチーズケーキ」(富山市/モカ洋菓子店)はチーズの半量をおからで代用したヘルシーな仕上げ。県産の赤米“赤むすび”を生地とクリームに使った「とやま赤米シュークリーム」(富山市/大野菓子店)もヘルシー派におすすめ。赤むすびは抗酸化系ポリフェノールの1つであるタンニン系色素を多く含んでいる。富山の丸薬をイメージしたのが、「竹炭 米っ粉ボーロ」(魚津市/LA・PAIN)。魚津産コシヒカリの米粉を使った口溶けのよいクッキーだ。富山の食材や薬膳にも使われている食材を使ったオリジナルマカロン「とやまかろん」(氷見市/パティスリーシュン)は朝摘みイチゴ、庄川ゆず、深層水塩キャラメル、ごま、氷見はとむぎの5種類がある。
 
 スイーツとして巷で人気のロールケーキは3点が認定された。県産コシヒカリの米粉を使用した「昆布巻き米ロール」(黒部市/ミユク)は、富山名産・昆布巻きかまぼこの形を再現したユニークなミニサイズのロールケーキ。実際に昆布も食材として使用しており、独特の風味がたまらない。古代米の米粉をブレンドした「富山県産紫黒米とコシヒカリ玄米のきときとロール」(氷見市/ニューちどり)は雅な色合いのロールケーキで、大小2種類のサイズがある。南砺市産コシヒカリの米粉と国産ハチミツを使った「なんと!ん米ロール」(南砺市/田村萬盛堂)は、豆乳ホワイト、ハニー、竹炭の3種類。豆乳ホワイトで世界遺産・五箇山合掌造り集落の雪深い様子を表現した。

 口当たりのやさしいプリンも3点認定。レンゲハチミツ、牛乳、卵など材料のすべてが県内産という「とやまのはちみつプリン」(富山市/パウンドハウス)は表面はやわらか、中はとろける食感の2重構造。県産コシヒカリを使ったもっちりとした食感の「もっちりコシヒカリぷりん」(富山市/バニラバニラ)は、全国名水百選の穴の谷の霊水で仕込んだ醤油の蜜をかけて味わう。「柚子味噌ぷりん ゆっぷりー'ず」(砺波市/ぱんぱんぱん屋)はカラメルに柚子味噌を使用したプリン。豆乳や三温糖など、体にやさしい素材にもこだわっている。

 なお、「とやまスイーツ」が富山県立近代美術館内にある「Caféプリズム」に8月21日(土)、22日(日)、28日(土)、29日(日)の期間限定で登場する。「なんと!ん米ロール」、「とやまかろん」の各商品をホットドリンクとセット(1日各5セット限定)で提供。価格は各550円だが、美術館で開催中の「名画パレード展」の観覧券半券の提示で500円になる。名画鑑賞のあとは、とやまスイーツでティータイムを。

 とやまスイーツ研究会では「10月のスポレクとやま2010に合わせて富山市で開催される物産展、冬に名古屋と東京で開かれる県物産展など、県内外のイベントで販売する予定。東京・有楽町のいきいき富山館での販売も検討したい」と話している。


▲とやまかろん(上)、なんと!ん米ロール(左下)、
もっちりコシヒカリぷりん(右下)


問い合わせ
●とやまスイーツ研究会(富山県観光・地域振興局観光課内)
TEL.076-444-3500
FAX.076-444-4404
http://toyamasweets.jugem.jp/

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