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1997年 4月 1日 [ トピックス ]

No.000-1:日本一のチューリップ畑に夢を託す


 高岡市のチューリップの球根栽培農家・清都和文さんは、個人としては日本一広いチューリップ畑の作付けに取り組んでいる。
 清都さんは昭和47年に1haの畑を手がけて以来、平成に入ってから規模の拡大に挑戦していた。平成4年には日本最大の8haまで拡大。そして昨年の 11月には、当初目標としていた10.5haの作付けを行い、30品種530万個の球根を植えた。これは砺波市の「チューリップフェア」会場とほぼ同面積で、清都さんに次ぐ生産農家とは、実に倍近い開きがある。
 規模拡大が可能になった理由としては、作業の機械化が進んだこと、転作田を借り受けることができたこと、さらにパートなどで人手の確保ができたことなどがあげられる。ヨーロッパ育ちのチューリップは、本来多雨多湿を嫌い、富山の風土で育てるには何かと苦労が多い。それを地区の農家などの協力を得て管理し、規模拡大に成功した。「育てる魅力は尽きない、栽培は苦労とは思わない」と話す清都さん。ものを育てることに大きな魅力を感じており、今後は品質の向上に努めるなど、中身を充実させていきたいという。

問い合わせ
●清都和文
〒939-11 高岡市戸出放寺147
TEL 0766-63-3618

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