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2001年 8月 20日 [ イベント ]

No.077-2:演劇の利賀で舞台芸術の魅力を堪能

●壮大な仕掛け花火が炸裂する野外劇 利賀サマー・アーツ・プログラム2001

 富山県利賀村にある利賀芸術公園では、優れた舞台芸術の創造を目指す「利賀サマー・アーツ・プログラム2001」が7月30日から開催されている。
 サマー・アーツ・プログラムは、1999年まで開催された世界演劇祭・利賀フェスティバルのあとを受けて昨年からスタートしたもの。第2回目となる今年も、演出家コンクールや舞台公演プログラム、大学生による滞在型創作ワークショップなど、多彩なプログラムを展開している。


<演出家コンクール>

 才能ある演出家を発掘し、表現活動を支援することを目的とする演出家コンクールは、若手演出家らが国内戯曲部門と海外戯曲部門に分れ演出手法を競うもの。国内戯曲部門では8月12日まで「卒塔婆小町」「ひかりごけ」「戦争で死ねなかったお父さんのために」が上演された。海外戯曲部門は、「しらみとり夫人」「処置」「ハムレット・マシーン」が8月25日(土)まで上演される。


<舞台公演プログラム>

 8 月11日(土)に続き、25日(土)にも上演される舞台公演プログラム「世界の果てからこんにちは」は、利賀フェスティバルが生んだ傑作。利賀の大自然をバックに壮大な仕掛け花火が炸裂するなど、野外劇場の効果を最大限に生かした鈴木忠志氏の演出は圧巻。島国のなかで経済的繁栄に安住する日本人に届けられる警告をテーマに、鈴木演劇おなじみの俳優陣と利賀演劇塾塾生との熱演など、見どころがいっぱい。


●日本、中国、韓国、インドの演劇人が利賀に集結、アジア有数の国際演劇祭「BeSeTo(ベセト)演劇祭」

 「BeSeTo(ベセト)演劇祭」は、1994年に日本、中国、韓国の演劇人によってスタートした演劇祭で、今回はインド、ロシア、フランスも加わり、8月25日(土)から10月28日(日)まで、県利賀芸術公園を皮切りに東京、静岡で開催される。
 利賀芸術公園では、日本、中国、韓国、インドの劇団が9月15日(祝)まで魅力ある舞台を繰り広げる。日本の劇団SCOTは「世界の果てからこんにちは」(サマー・アーツ共通演目)、中国の中央実験話劇院はマージャンに興じる男たちを描く「非常麻将」、韓国のソウル市立劇団はある天才画家の人生を描く「旅立つ家族」、インドのマニプール・コーラス・レパートリー・シアターはアショカをテーマに「最後の福音」を上演する。





問い合わせ
●(財)舞台芸術財団演劇人会議 利賀事務所 TEL(0763)68-2356、2216
詳しい日程や交通機関に関する情報は、
利賀芸術公園ホームページ (リンク http://www.nsknet.or.jp/togapk/)をご覧下さい。

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