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2006年 3月 22日 [ 特産品 ]

No.240-2:ヤマブシタケを使った健康がゆ「生き活きがゆ」新発売−3名様にプレゼント−


 南砺市利賀村で栽培されている食用キノコ・ヤマブシタケ、立山町産の特別栽培米コシヒカリと発芽玄米、富山湾海洋深層水という、4つの県産素材を使った「生き活きがゆ(いきいきがゆ)」が、富山市で心身障害者共同作業所「あぐり果愛(くらぶ)」を運営するNPO法人「食と福祉と環境」を考えるネットワークで商品化された。県林業試験所や県国際伝統医学センターなどの技術協力によるもの。

●神秘のキノコ・ヤマブシタケの効能に着目
 南砺市利賀村で栽培されている食用キノコ・ヤマブシタケ、立山町産の特別栽培米コシヒカリと発芽玄米、富山湾海洋深層水という、4つの県産素材を使った「生き活きがゆ(いきいきがゆ)」が、富山市で心身障害者共同作業所「あぐり果愛(くらぶ)」を運営するNPO法人「食と福祉と環境」を考えるネットワークで商品化された。

 ヤマブシタケとは、直径5〜10cmのハリタケ科の球形キノコ。山伏が着る篠懸衣(すずかけころも)の胸飾りに似ていることから「山伏茸(ヤマブシタケ)」の名が付けられたとされる。中国では、熊の手、ナマコ、フカヒレとともに四大山海珍味として薬膳料理に珍重されてきた。

 富山県では、2003年度から「健康と元気もり森事業」をスタートさせ、ヤマブシタケを新たな特産品にしようと研究開発や普及事業を実施。県産ヤマブシタケに関する機能性調査研究において、県林業試験場の実験では抗酸化作用とアルツハイマー病に関係する酵素を阻害する働き、県国際健康プラザ・国際伝統医学センターでは、血糖値とインスリンの上昇を20%抑制する効果を確認するなど、県産ヤマブシタケが生活習慣病や認知症の予防に効果があることがわかっている。県内では、中山間地域の活性化などを目的に、南砺市利賀村で宮崎道正元利賀村長が栽培に取り組んでいる。

 障害者(児)の自立支援や就労支援、作業体験学習、農産品開発など行っている同ネットワークでは、身体にやさしい商品を開発しようとヤマブシタケに着目し、これまでにヤマブシタケを配合したせんべいやオリゴ糖シロップを商品開発している。「生き活きがゆ」の商品開発は昨年1月からスタート。子どもや高齢者が気軽に安心して食べられる「おかゆ」と苦味の少ない県産ヤマブシタケの相乗効果をねらったもので、県林業試験所や県国際伝統医学センター、宮崎氏らの技術協力を得て、独自の製法を確立した。

●富山湾海洋深層水で炊くことで深みのある味に
 「生き活きがゆ」は、化学肥料や農薬の使用を抑えた特別栽培米コシヒカリと、アミノ酸の一種GABAを多く含み、白米や玄米に比べて栄養成分が豊富なコシヒカリ発芽玄米を使用。これに生のヤマブシタケとミネラル分を豊富に含んだ富山湾海洋深層水を加えて独自の製法で炊きあげた。口に入れると、おかゆとヤマブシタケの柔らかな食感、深層水によって引き出された素材の旨味が堪能できる。深層水でおかゆを炊く製法や、白米・発芽玄米・ヤマブシタケを混ぜて深層水で炊く製法はこれまでにないもので、特許出願中だ。

 同ネットワークの牛島政信理事長は、「これまで試作品を1,000食以上も食べ続け、ようやく納得できる美味しいおかゆを開発することができた。おかゆに入れる生のヤマブシタケは手で裂くことができ、障害者や高齢者の指や手のリハビリにもなる。販路を広げて、売り上げを伸ばし、障害者のさらなる就労の場を確保し、自立支援の起爆剤にしたい」と話している。

 朝食を欠かしがちな子どもや食欲減退気味の高齢者、ダイエット中の女性に、また災害時の非常食などにおすすめ。レトルトパックで、1パック250g  200円。熱湯や電子レンジで温めたり、そのままでも賞味することができる。3月中に、いきいきKAN(富山駅前CiCビル内)をはじめ、県内の生協、 JAなのはな、立山黒部アルペンルートの各駅(4月中旬のルート開通後)、富山県のアンテナショップ・いきいき富山館(東京・有楽町)などで販売が始まる予定。

 なお、「食と福祉と環境」を考えるネットワークから「生き活きがゆ」(2個セット)を3名様にプレゼント。電子メールに、郵便番号・住所・氏名・電話番号、記事を読んでのご感想をご記入のうえ、表題を「生き活きがゆ」と明記してkoho1@pref.toyama.lg.jpへお送りください。<3月26日(日)締切り。発表は発送をもって代えさせていただきます。>




問い合わせ
●NPO特定非営利活動法人「食と福祉と環境」を考えるネットワーク
TEL.076-431-6407
FAX.076-431-7235
http://www11.plala.or.jp/ya-kon/

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